「藤井聡太七冠が連敗」の見出しだけでは伝わらない“強さが際立つ”ある事実「シンガポール→静岡→神戸…超過酷日程だ」観る将マンガ家が衝撃 

〈藤井七冠の9～10月の対局予定〉※マークの対局の有無は勝敗次第
9月4日：王座戦第1局（vs伊藤叡王）
＠シンガポール
9月9、10日：王位戦第6局（vs永瀬九段）
＠静岡県牧之原市
9月18日：王座戦第2局
＠兵庫県神戸市
9月24、25日：王位戦第7局※
＠神奈川県秦野市
9月30日：王座戦第3局
＠愛知県名古屋市
10月3、4日：竜王戦第1局（vs佐々木八段）
＠東京都渋谷区
10月7日：王座戦第4局※
＠神奈川県秦野市
10月12日：将棋日本シリーズ準決勝（vs渡辺明九段）
＠愛知県名古屋市
10月16、17日：竜王戦第2局
＠福井県あわら市
10月28日：王座戦第5局※
＠山梨県甲府市
10月31日、11月1日：竜王戦第3局
＠京都府京都市

　シンガポールでの対局から5日後には静岡で王位戦……移動に1日かかることや前夜祭などを踏まえれば、時間の制約が増えることは確かでしょう。

　その後も毎週のように西へ東へ。さらに将棋日本シリーズ準決勝の相手は、前年度王者である渡辺九段。トップ棋士との対局がこれでもかと待ち受けています。

2025年8月のハイライト（全3枚中の2枚目）　©Junsei Chida

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「対局結果次第にはなりますが、王位戦第7局と王座戦第4局が将棋史に残る舞台となった『元湯陣屋』なんですよね。どのような一局になるのか……」（編集担当さん）

チーム天彦がアベトナでチーム藤井を撃破

　ABEMAトーナメントでは決勝進出した「詰将棋パラダイス」ことチーム藤井（藤井七冠、斎藤慎太郎八段、古賀悠聖六段）に対して、「ヘッドハンティング」ことチーム天彦（佐藤天彦九段、広瀬章人九段、増田康宏八段）が5勝4敗で勝利して優勝を飾りました。

　ナイスガイで知られ、決勝で3敗を喫してしまった斎藤八段が藤井七冠に対して「こういうときは毒舌で罵っていただいた方がいいです……」と自ら名乗り出るなどのユーモラスな一場面がありましたが――増田八段が3度目の優勝を経験するなど、各棋士が“絶対王者・藤井崩し”を虎視眈々と狙っているのでは……と感じる瞬間も。

2025年8月のハイライト（全3枚中の3枚目）　©Junsei Chida

　西山朋佳白玲・女流王将と福間香奈女流六冠という女流棋士トップ2人の白玲戦（8月30日の第1局は西山白玲が先勝）も含めて、イラストで描きたい戦いが続きます！