「昨年は巨人ドラ4が参加」夏の甲子園を逃したプロ志望球児がエスコンなど北海道にいた…魅惑の190cm両打ちショート、最速146キロ右腕とは 

「進学校だから川和に入ったと言うよりは、野球がしたいから入ったので、プロで投げることしか考えていません。タイプとしては、スキのない投手になりたいですね。ストレートも速いし、変化球もいいし、コントロールもいいみたいな。総合力で言えば、今永昇太投手のようになりたいですね」

――ファイナルのエスコンフィールドでも球速はマックス147km/hを記録するなど力強い投球を見せましたね。

「僕はプロ志望一択なので、エスコンでの経験が、プロのマウンドで投げるときに、役立てばいいな、ビビらなくて済めばいいなと思っています」

規格外の190cm超大型・両打ちショートとは

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〈那須皓太朗：広島・武田高校〉

武田高の大型ショート那須　©Kou Hiroo

　190cm93kgの超大型、しかも両打ちの遊撃手という規格外れの選手だ。

「夏の広島大会は、1回戦で神辺旭高校に2対9で敗れました。これまでやってきたことが何もできなかったので悔しいなと思いました。僕自身が（阪長氏が中学部のコーチをしていた）堺ビッグボーイズの出身で、自主性を重んじる指導が気に入っていました。それに『今』ではなく、将来のことを考えてくれるのも良いと思っていました。

　ただ中学時代はそれほど実力がなかったので、いきなり強い高校に入っても試合に出られないだろうと思っていました。中学では投手だったのですが、強いところに行けば外野とかに回されそうでしたから、武田高校に進みました」

――高校では、どんな球歴を？

ショートでの守備でもその長身はひときわ目立った　©Kou Hiroo

「高校では、ショートとして使ってくれました。もちろん、甲子園には行きたかったけども、甲子園だけがすべてじゃない、野球人生のゴールじゃないとも思っていました。サマーキャンプでは、新しい仲間にも出会えました。野球のレベルも高くて、僕が3年間やってきた野球と違う考え方の人もたくさんいましたので、刺激的でした」

育成でもプロに行くつもりです

――今後の進路は、今どのように考えているでしょうか。

「プロ志望届は出すつもりです。厳しいとは思いますが、是非チャレンジしたい。育成でももちろんプロに行くつもりです。

　ダメなら大学に進みますが、ショートというポジションにはこだわりたいですね。バッティングはもともと右打ちだったんですが、左でも半年くらい前から打ち始めています。今までにいないような選手を目指したいです。両親もサマーキャンプに行きたいと言ったら応援してくれたので、ぜひ頑張っていきたいです」

“昨年参加”巨人ドラ4から教えてもらって…

〈石井大貴：札幌創成高校〉

　地方大会前から、大型右腕として注目を集めていた投手だ。

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