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甲子園「優勝候補の大本命」横浜がまさかの敗退 2年生エースが4連投も…“プロ注”背番号1はなぜ先発しなかった? 監督「あんまり過保護にしても…」

posted2025/08/20 11:08

 
甲子園「優勝候補の大本命」横浜がまさかの敗退 2年生エースが4連投も…“プロ注”背番号1はなぜ先発しなかった? 監督「あんまり過保護にしても…」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

センバツを制し夏も優勝候補の大本命として臨んだ横浜。準々決勝で県岐商に延長タイブレークの末に敗れた

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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Hideki Sugiyama

 熱戦続く今夏の甲子園が佳境を迎えている。準々決勝では「優勝候補の大本命」とされた横浜(神奈川)が延長の末、県立岐阜商に敗れる“波乱”の一幕も。センバツを制し、春夏連覇を目指した王者はなぜ敗れたのか。現地記者がレポートする。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

 隙間がないほどの密集。敗軍の将に大勢の記者が手を伸ばし、ICレコーダーや録音アプリを起動したスマホを向ける。

 横浜、敗れる。

 センバツを制し、この夏も優勝候補の大本命と目されていた王者を率いた村田浩明は、県岐阜商戦での痛恨の敗北を甘受する。

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「勝ったほうが強いので」

 村田はチームを勝たせるために、最善の手を出し尽くしたと言っていい。

「必勝パターンを確立してやってきた」

 まず、織田翔希の先発だ。

 3回戦の津田学園戦で完封してから中1日の登板ではあったが、監督に迷いはなかった。

「横浜高校の必勝パターンをとにかく確立してやってきたので。それを甲子園に来たからといってブラさなくていいな、と」

 村田は常に「いつも通り」と公言し、それを貫いてきた。

【次ページ】 エースに繋げる…監督の描いていたプラン

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