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大谷翔平初の5戦連発でも三冠王射程ジャッジでも本塁打王“陥落危機”…メジャー壮絶タイトル争い「なんと元阪神守護神がセーブ王まっしぐら」 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNanae Suzuki

posted2025/07/25 06:00

大谷翔平初の5戦連発でも三冠王射程ジャッジでも本塁打王“陥落危機”…メジャー壮絶タイトル争い「なんと元阪神守護神がセーブ王まっしぐら」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

自身初の5戦連続ホームランを放った大谷翔平。熾烈な本塁打王争いから抜け出られるか

【防御率】
〈ア・リーグ〉
スクーバル(タイガース)2.19(127.2回/責31)
クロシェット(レッドソックス)2.19(135.1回/責33)
デグロム(レンジャーズ)2.28(118.1回/責30)
ブビック(ロイヤルズ)2.38(113.2回/責30)
ブラウン(アストロズ)2.57(119回/責34)
※菊池雄星(エンゼルス)3.13(118回/責41)12位

〈ナ・リーグ〉
スキーンズ(パイレーツ)1.91(127回/責27)
ボイド(カブス)2.20(118.2回/責29)
ウィーラー(フィリーズ)2.39(128回/責34)
サンチェス(フィリーズ)2.40(124回/責33)
山本由伸(ドジャース)2.55(109.1回/責31)

 アはスクーバルが2年連続の最優秀防御率が射程圏内。ナは新鋭スキーンズが唯一の1点台。山本はじりじりと上位争いに加わっている。

元阪神クローザーが“じつはセーブ王まっしぐら”

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【奪三振】
〈ア・リーグ〉
クロシェット(レッドソックス)165振(135.1回)
スクーバル(タイガース)164振(127.2回)
ブラウン(アストロズ)144振(119回)
ロドン(ヤンキース)139振(124.2回)
ライアン(ツインズ)132振(116.1回)
※菊池雄星(エンゼルス)123振(118回)8位

〈ナ・リーグ〉
ウィーラー(フィリーズ)164振(128回)
シース(パドレス)144振(113.2回)
ゴア(ナショナルズ)140振(112.2回)
ウェブ(ジャイアンツ)140振(131.2回)
スキーンズ(パイレーツ)137振(127回)
※山本由伸(ドジャース)124振(109.1回)10位

 アはクロシェットがトップ。ちなみに菅野智之は63振(103回)でア・リーグ規定投球回数以上の投手で最下位。決して不名誉なことではなく、技巧派ならではの数字と言える。ナはウィーラーが独走している。

【セーブ】
〈ア・リーグ〉
ヘイダー(アストロズ)
27S(43登)
エステべス(ロイヤルズ)
26S(43登)
ホフマン(ブルージェイズ)
24S(45登)
クラセ(ガーディアンズ)
23S(46登)
ムニョス(マリナーズ)
22S(39登)

〈ナ・リーグ〉
スアレス(パドレス)
29S(44登)
メギル(ブルワーズ)
23S(38登)
パガン(レッズ)
21S(42登)
ディアス(メッツ)
21S(40登)
スコット(ドジャース)
19S(47登)
ヘルズリー(カージナルス)
19S(34登)
フィネガン(ナショナルズ)
19S(38登)

 アは2回目のタイトルを目指すヘイダーとエステべスの争い。ナは元阪神のスアレスがトップを走っており、NPBを経験した選手のセーブ王が見えてきた。

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