酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
大谷翔平31歳「じつは投手復帰後の打率.203」160キロ+防御率1.00だが…“打撃下り坂”の懸念「ロバーツ監督とドジャースは初の二刀流運用だけに」
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byJamie Squire/Getty Images
posted2025/07/19 06:00
投手として復帰後、短いイニングでの好投が続く大谷翔平。ただ打撃成績を見ると?
・打者成績
95試370打102安32本60点12盗62球109振 率.276 OPS.987
7月9日ブルワーズ戦 3打0安0本1点0盗 2球2振
7月11日ジャイアンツ戦 4打1安1本2点0盗 1球0振
7月12日ジャイアンツ戦 4打0安0本0点0盗 0球2振
7月13日ジャイアンツ戦 3打1安0本0点0盗 2球0振
4試合14打2安1本3点0盗 5球4振
オールスター直前の4試合は1本塁打を打ったがわずか2安打。警戒されて歩かされたこともあるが、不振のままで前半戦を終えた。
鈴木、ヌートバー、吉田の前半戦成績は?
ほかの打者も見ていこう。
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〈鈴木誠也/カブス〉
92試369打97安25本77点2盗33球109振 率.263 OPS.866
7月9日ツインズ戦 3打0安0本0点0盗 1球1振
7月10日ツインズ戦 5打3安0本0点0盗 0球0振
7月11日ヤンキース戦 3打0安0本0点0盗 0球2振
7月12日ヤンキース戦 4打1安0本0点0盗 0球0振
7月13日ヤンキース戦 5打2安0本0点0盗 0球1振
5試合20打6安0本0点0盗 1球4振
ここ5試合打点はなかったが、3割を記録。通算77打点はナ・リーグ2位タイ。オールスターには選ばれなかったが、キャリアハイをどこまで更新するだろうか。
〈ラーズ・ヌートバー/カージナルス〉
88試331打75安12本37点4盗48球83振 率.227 OPS.713
7月9日ナショナルズ戦4打2安0本0点0盗 0球1振
7月10日ナショナルズ戦3打1安0本0点0盗 0球0振
7月11日ブレーブス戦3打0安0本0点0盗 1球1振
7月12日ブレーブス戦2打0安0本0点0盗 0球1振
4試12打3安0本0点0盗 1球3振
数日前から左肋骨付近に違和感を抱えていたヌートバーは13日にIL(負傷者リスト)入り。幸いにもオールスターブレーク中であり、ダメージは小さい。早期復帰を望みたい。
〈吉田正尚/レッドソックス〉
4試14打4安0本1点1盗0球0振 率.286 OPS.762
7月9日ロッキーズ戦4打3安0本1点0盗 0球0振
7月11日レイズ戦4打1安0本0点0盗 0球0振
7月12日レイズ戦2打0安0本0点1盗 0球0振
7月13日レイズ戦4打0安0本0点0盗 0球0振
4試合14打4安0本1点1盗 0球0振
復帰して4戦、完全なレギュラーではない。後半戦も安打を量産して、存在感をアピールしたいところだ。
勝ち星が消えても由伸は安定していた
続いては日本人投手。
〈山本由伸/ドジャース〉
19試8勝7敗0S 104.1回73安10本36球116振 責30率2.59
7月13日ジャイアンツ戦7回3安0本2球7振 責0(91-64)
前半最終戦のジャイアンツ戦は7回零封。勝ち星はつかなかったが、今やドジャースのエースだ。後半戦を乗り切り、規定投球回数をクリアしたい。
〈佐々木朗希/ドジャース〉
8試1勝1敗0S 34.1回29安6本22球24振 責18率4.72
右肩のインピンジメント症候群を発症し5月9日のダイヤモンドバックス戦後にIL入り。ロバーツ監督は8月後半の復帰に言及した。

