「五輪、世界陸上代表を本気で作る」駒澤大“箱根駅伝4連覇”の大八木弘明総監督は最強チーム“Ggoat”をなぜ始めたか「田澤（廉）がきっかけでした」 

——鈴木選手は、どういう選手でしょうか。

　芽吹は、しっかりしていますね。余計なことは言わないし、芯が強く、本当にできた子です。日本選手権で優勝した時は最後、負けず嫌いなところが出ていました（笑）。

——篠原選手は、明るいキャラクターですね。

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　篠原は明るくて、優しくて、頭のいい子です。人への気遣い、気配りができる子なんですよ。昨年度はキャプテンをしていましたが、チームをよくまとめていました。チームの雰囲気を和やかにできる子でもあるので、うちには欠かせない選手です。

鈴木と篠原のポイント練習のタイムをチェックする大八木総監督　©Shiro Miyake

佐藤圭汰は「メンタル的に優しすぎるというか…」

——佐藤選手は、スケールの大きさを感じます。

　圭汰は、調子がいい時、自分が乗っている時はどんどんやれるんです。でも、ひとりになったり、脇を支える人がいなくなった時、ちょっと心配ですね。メンタル的に優しすぎるというか、いろんなことに対して気にしすぎることがあるので、もっとドシッと構えて、自分が考えていることだけを本気になって突き進んでくれるといいと思います。

　でも、まだこれからですよ。強くなりたいという一心で、Ggoatにいながら世界に行くことを望んでいるので、ここから世界に挑戦させてあげたいと思っています。

——落合選手は、まだチーム入りして2カ月ぐらいですね。

　落合を見ていると、非常に落ち着いていますね。周囲をよく観察して、やるべきことをしっかりやってくれています。駒澤大に来て、日本記録を更新してほしいので、それに向かって今トレーニングしています。

　大八木総監督が3冠を達成し、駒澤大の監督を退任してから2年が経過した。その間、駒澤大の箱根駅伝の成績は2年連続で2位だった。総監督の立場もあり、当然気になるところであろう。

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