「五輪、世界陸上代表を本気で作る」駒澤大“箱根駅伝4連覇”の大八木弘明総監督は最強チーム“Ggoat”をなぜ始めたか「田澤（廉）がきっかけでした」 

　現在、Ggoatのメンバーは、田澤廉、鈴木芽吹、篠原倖太朗、佐藤圭汰、落合晃（駒澤大1年）の5名。サブメンバーとして伊藤蒼唯（駒澤大4年）、桑田駿介（駒澤大2年）がいる。日本陸上界、大学陸上界のトップクラスしかいない少数精鋭のチームだ。

Ggoatに加入する「目安のタイムは？」

——Ggoatで活動するメンバーに共通するポイントはあるのでしょうか。

　世界を目指したいという気持ちがあることでしょうね。その気持ちがないと厳しい練習や試練を乗り越えられないと思うので。

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——加入するための目安となるタイムはあるのでしょうか。

　今のところは、10000mは27分45秒、5000mは13分35秒を最低限の基準としています。やる気はもちろん大事ですが、それらのタイムをベースに練習をしていますし、同じレベルで一緒に練習できるかが最も重要な条件になります。

合宿でメンバーの練習を見守る　©Shiro Miyake

——チームを運営する上で総監督が大事にしていることは何ですか。

　思いやりですね。ひとりひとりがそれを持って行動してくれています。金栗記念の時はチームで行ったのですが、和気あいあいとしながらもお互いを思いやって動いていました。うちは、そういうファミリー的というか、家族的な雰囲気を大事にしています。そういう中で、自分がどう結果を出していくか、ですね。

　駒澤大学時代の大八木総監督は、「昭和の親父」的な雰囲気で選手から慕われ、時には怖がられてもいた。大学での指導を離れた今、鈴木と佐藤が「監督は性格が丸くなった」と語るが、総監督は指導や接し方で自身の変化を感じているのだろうか。

——大学時代は50名の選手を見ていましたが、今は5名の指導になっています。選手への接し方や指導に変化を感じていますか？

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