大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER
大谷翔平と真美子夫人が「始球式を野球少年に譲っていた」過去も…ドジャース現地で見た、ボブルヘッドデーで家族が生み出す“ほっこりハプニング”
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斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byJIJI PRESS
posted2025/05/24 11:00
デコピンを抱く大谷翔平と妻の真美子さん(2024年)
真美子夫人は始球式を“少年に譲っていた”過去
最近話題になった始球式と言えば、昨年8月28日のオリオールズ戦。大谷翔平投手(30)の愛犬デコピンが始球式を務めたことは記憶に新しいだろう。特訓の成果をきっちり出せるのか、大谷自身は「一番緊張した」と振り返ったが、忘れられない思い出として残るほっこりシーンとなった。ちなみに昨年、大谷のボブルヘッドデーは2度。1度目は5月、球団から真美子夫人の始球式を打診されたが、野球少年にその機会をプレゼントした。
毎回、ボブルヘッドデーでは、その当該選手が球団から、家族との始球式はどうかと提案されるようだ。大谷については今季、既に2度、MVPと「50―50(50本塁打&50盗塁)」を記念するボブルヘッドデーが開催されたが、昨年のデコピン始球式のようなイベントはなかった。だが、8月27日と9月10日は再び、大谷のボブルヘッドデーとなる。
4月に第1子となる長女が誕生し、新たなファミリーを迎え入れた。通常は選手それぞれのプライバシーが尊重される一方で、メジャーリーグではオールスター戦の試合前にレッド・カーペットショーもあり、家族と一緒にドレスアップして歩くことが恒例だ。大谷は昨年、真美子夫人とともに、スーツのジャケット内側にデコピンのイラストを忍ばせ、愛犬を“同伴”させた。今夏、大谷ファミリーのほっこりシーンは見られるのか。球宴やボブルヘッドデーなどスペシャルイベントのタイミングで、なんらかのサプライズがあるかもしれない。

