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「善戦カルデナスの戦い方がハマった理由」は井上尚弥側にあった…元3階級王者が指摘する井上“今後の課題”「アフマダリエフとどう戦うか」 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byHiroaki Finito Yamaguchi

posted2025/05/11 11:10

「善戦カルデナスの戦い方がハマった理由」は井上尚弥側にあった…元3階級王者が指摘する井上“今後の課題”「アフマダリエフとどう戦うか」<Number Web> photograph by Hiroaki Finito Yamaguchi

井上の「とにかく倒そう」というボクシングが今回のカルデナスにとっては良かった、と長谷川穂積さんは見た

 井上は今回のKO勝利で、世界戦の通算KO勝利数を23とし、世界ヘビー級王座V25のレジェンド、ジョー・ルイスの持つ記録を更新した。さらに次のタイトル戦に勝利すると、世界戦連続勝利数が26となり、ルイスとフロイド・メイウェザーの持つ最多連勝記録に並ぶ。長谷川さんはこうした記録も踏まえ、次のように私見を述べた。

23KOでもうおなか一杯!

「世界戦で23KOって信じられない数字ですよ。私からしたらもう23回もKO見せてくれて十分だと。おなか一杯です。記録を作って、いい区切りだとも思うんです。これからは記録も関係ないし、全部判定でいい。今後は長く井上尚弥の完璧なボクシングを見せてほしい。メイウェザーみたいに負けないボクシングでいい。それでもメイウェザーほど試合はつまらなくならないと思うので」

 井上は9月にアフマダリエフを迎え、12月にはフェザー級でWBA王者ニック・ボール(英)に挑む。今回の試合内容を踏まえ、どんなボクシングを展開するのか。長谷川さんのみならず興味の尽きないところだ。

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「井上尚弥は効いていたと思う。でも…」長谷川穂積がカルデナス戦3つの「なぜ」を読み解く! いつもと違っていた井上の“ディフェンス”

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