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ボクシングPRESSBACK NUMBER
世界5階級制覇の“レジェンド”藤岡奈穂子がシュートボクシング高橋藍と“結婚式”…出会いと絆「同性婚」を語る「どんな反応が来るか心配でしたが…」
posted2025/05/12 11:00
5月11日には親族や友人、格闘関係者など160人を招待して盛大なウェディングパーティーを開いた
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
Haruka Sato
女子ボクシングで世界5階級制覇を果たしたレジェンド、藤岡奈穂子さんが、初代シュートボクシング日本女子フライ級チャンピオンの高橋藍（あい）さんと5月11日に都内でウェディングパーティーを開催した。二人は2022年9月にアメリカで結婚し、昨年末には東京都の「パートナーシップ宣誓制度」の手続きも行なった。二人に、パートナーとしての歩みと同性婚実現への思いを聞いた。〈全2回の前編／後編も読む〉
160人を招待した新たな門出のタイトルは、「THE KNOCK OUT WEDDING PARTY」。格闘家カップルらしい「ノックアウト」という言葉には「倒す」という意味の他に、「心を奪われた」という意味も込めた。
高橋 「今までサポートしてくださった方々に、私たちのことをどう伝えようかということをずっと考えてきました。二人の姿を通して、押し付けがましくなく、こういうパートナーシップもあるよ、ということを知ってもらう機会に繋がったらいいと思っているんです」
藤岡 「80代の方から子どもまで集まってくれる。この会のことを伝えるまでは、正直どんな反応が来るのか心配していたところもあったんですが、実際には『もっと早く教えてよ』とか、『好きな人と一緒にいるのが一番だよ』と言ってくださって……」
竹原慎二＆畑山隆則も祝福
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藤岡さんが現役時代に所属していたジムの会長をつとめる元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二さん、元2階級制覇王者の畑山隆則さんにも報告し、パーティーに招待した。
藤岡 「二人とも何となく知っていたようで、全然驚いてはいなかったですね。おー、おめでとう！ みたいな感じでした」
抱えていたわずかな不安を打ち消すように周囲のほとんどが自然に明るく受け止めてくれた現実に、二人は背中を押される思いだったという。
