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気迫の投球とギャップありすぎ「ぽやぽや」キャラに驚き! DeNAルーキー篠木健太郎の意外な素顔…プロの洗礼を浴びるも「また成長して貢献を」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byJIJI PRESS
posted2025/04/07 11:08

プロの厳しさを突きつけられはしたが、豪快なピッチングで一軍に戻ってくることを誓う
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「これだけ大好きなものに出会えてよかったと思います。いろいろ苦しいこともありましたが、それも含めここまではいい野球人生を歩めていると思います」
ふんわりと「ガツガツ」
だがプロとしてはまだスタート地点に立ったばかり。今後どのような投手になりたいと考えているのだろうか。
「野球をやってきて一番思ってきたのは、とにかくチームのために力を尽くすこと。チームが勝てば、そこに貢献できれば、僕としてはそれでいいんです。将来的には自分がどの立場であっても、チームの勝ちに携われる、勝利に対して影響力の大きなピッチャーになれればいいなと思っています」
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自信はありますか、と尋ねると篠木はちょっとだけ考えて口を開いた。
「自信……まあ、そうですね。頑張って、とりあえず新人らしくガツガツいけたらいいなと思っています」
ふんわりとした口調で「ガツガツ」と言うので、聞いているこちらに笑みが浮かんでしまう。だが、このルーキーはマウンドに立つと鬼神のごとく豹変する。開幕して3カード目で登録抹消となり早くも厳しい現実をつきつけられたが、うなりを上げる強烈なストレートと若さを武器に、これから果たしてどんな成長を遂げてくれるのか、再び一軍のマウンドに現れる日を楽しみにしたい。
