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落合博満“じつは中日コーチ人事で異変あった”監督1年目…一軍から二軍降格、電撃辞任まで「メディアに情報漏えいが原因」説は本当か? 鈴木孝政に直撃 

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岡野誠

岡野誠Makoto Okano

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posted2025/03/14 11:02

落合博満“じつは中日コーチ人事で異変あった”監督1年目…一軍から二軍降格、電撃辞任まで「メディアに情報漏えいが原因」説は本当か? 鈴木孝政に直撃<Number Web> photograph by Tabun Matsuzono

落合博満監督が鈴木孝政を二軍投手コーチに配置転換したとされている。あの噂の真相とは

〈けんか腰で向かっていくと意外と勝ちにくいもんなんだ、デーゲームは。のらりくらりと投げた方が勝てる〉〈ナイターは照明の関係で打者にとって球が速く見えるんだよ。でも、屋外だと昼間はそんなに速く感じないから、力で押しても難しい〉(4月17日付)

 記者はこの話を18日下関での先発予想の川上憲伸にぶつけ、〈そのアドバイスは聞いています。デーゲームは太陽、気温、風など夜とは違う要素が多いから、意外な展開が起こりやすい。その場その場で対応しなくちゃいけないんです〉というコメントを引き出した。

 そして、『昼ドラの憲伸は脱力系 屋外デーゲームに鈴木コーチ珍助言「のらりくらり投げろ」』という見出しの記事が出来上がっている。ローテーション通り、川上は18日に先発した。

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 森は前出の著書で〈ルートを調べ上げる〉と書いているが、仮に先発を聞かれた孝政が「教えられない」と答えても、記者はいろいろな質問を重ねて、手掛かりを探る。そこから推察して、自ら的中させた可能性はあるだろう。その記者が森に問い詰められて、「孝政さんに教えてもらいました」と拡大解釈して伝える場合も想定できる。当人が誤った情報を告げ、それが通説と化すケースも十分考えられる。

 情報は伝言ゲームである。始点と終点で、全く違う話になるケースは往々にしてある。人のいい男がスケープゴートにされたのか。

「ある程度、(記者に)与えてあげないとね…」

――落合さんがマスコミに喋らない分、孝政さんが話したのもあるんですか。

孝政 まあ、そういうのもね、周りから言われましたけどね。

――実際、それはどうなんですか。

孝政 (記者は)話聞かないと、今日の仕事終われないじゃん。余計なことをべらべら喋る必要もないけど、ある程度、与えてあげないとね。

 孝政は、マスコミに快く応じていた。春季キャンプ前には、落合監督の岩瀬仁紀と落合英二のダブルストッパー案に対し、〈エースは1人だし、抑えのエースも1人の方がいい。岩瀬が一番、いいんじゃないかな〉(2004年1月18日付/スポーツ報知)とコメントしている。サービス精神が誤解を生んだ可能性はあるのかもしれない。

 配置転換後、孝政が落合監督と会う機会はあったのか。

【次ページ】 1年でコーチ辞任…落合監督との会話

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