なでしこジャパンPRESSBACK NUMBER
「IDP…これからなんです」なでしこDF北川ひかるが“長谷川唯とハグ”優勝後に証言「ひらがなで記された“ようこそ”」ニールセン新体制が面白い
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJFA/AFLO
posted2025/03/08 11:00
なでしこジャパンDFの北川ひかる。ニルス・ニールセン新監督のチーム作りがどう進んでいるかを証言していた
「貴女たちは全員タフなので、(合流タイミングが後発だった)みんなより1回トレーニングが多いです」
この言葉に、自然と選手たちは「フーッ!」と湧き立った。
ホワイトボードに記された、ぎこちない〈ようこそ〉
さらに練習後のチームミーティングでのこと。
ADVERTISEMENT
「Welcome to everybody!」
そんな英語を口にするととも、にホワイトボードには――ぎこちない手つきで書かれた、ひらがな4文字が。
〈ようこそ〉
「ここに書いてあること分かりますか? 頑張って日本語を練習しているところです」
いわゆるアイスブレイクから入りつつ、次のターゲットとして「再び女子W杯を優勝する」こと、「チームにその能力が秘められている」こと。そのためには「お互い、私たちを信じあうこと」を強調した。
ここで再び、北川の言葉である。パリ五輪までとこれまでの違いについて問われると、「自分たちがやることを変えたっていうのは、すごい変わったっていうわけでもなくて」と前置きしつつ、このように話している。
「相手をリスペクトするんですけど、自分たちは自信をさらに持って勇敢にプレーしよう。そのような監督のメンタル面に対するサポートは、個人的にはとても大きいのかなと感じています。試合前も含めて常々、勇敢に戦うこと、自分たちの強みは素晴らしいんだ、というところを常々伝えてくれています」
北川「『IDP』という形でこれから…」
主導権を握るためにミスを恐れず積極的にプレーすること、信頼し合うこと。それに加えて、新生なでしこジャパンの今後を見ていくにあたっての興味深いワードは、もう1つある。
北川は最後に、このような話をしていた。
