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「常人を超えた筋肉だ」日本代表FW前田大然の“太もも裏”に仲間が仰天…一発レッドで謝罪→英名門サポが感謝、クラブは処分軽減に尽力のワケ
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アレックス・オヘンリーAlex O’Henley
photograph byPA photo/JIJI PRESS
posted2025/03/06 17:01

CLプレーオフ、セルティックの前田大然はバイエルンのスタニシッチと競り合う
まだグループフェーズの全日程が終わり切っていない1月28日、3シーズン半にわたって前線の中央で得点を量産してきた古橋亨梧がスタッド・レンヌへ移籍することが発表されたのだ。
さらにもし前田が後の2試合に出られなくなれば、バイエルン・ミュンヘンとのプレーオフ第1戦では、それまでの攻撃陣の主力を2人も欠くことになる。ドイツを代表する強豪に、そんな状況で勝機を見出すのは難しい。
そう感じたクラブはUEFAから前田の処分に関する書面を受け取った後、そこに記されていた「暴行」という言葉に事実との乖離を覚え、即座に顧問弁護士を通じて処分の軽減を訴えた。するとプレーオフ第1戦の2日前に、承認の連絡を受けた。
「特別な選手」指揮官の思いにバイエルン戦で応えた
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「素晴らしい報せだ!」
笑顔で語ったロジャース監督をはじめ、セルティックに関わる人々やファン全員が大いに喜んだ。指揮官は第1戦の記者会見で、次のように続けた。
「彼は本当に特別な選手なんだ。特に今季の活躍には、ものすごく助かっている。多くのゴールはもちろん、果敢なプレスや率直な姿勢は彼が持つ素晴らしいクオリティーだ。そんなメンタリティーと能力を持つ選手を直前で起用できるようになったのは、我々にとって大きなサプライズだ。もちろん、最高に良い意味でね」
この期待に、前田は結果で応えることになる――。〈つづく〉
