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「試合終了は21時すぎ」「ダブルヘッダーはキツい」春高バレー過密日程に高校生の本音は…?「大人が言っても大人が流す」
text by
田中夕子Yuko Tanaka
photograph byAFLO SPORT
posted2025/01/17 17:17
今年も多くのドラマを生まれた春高バレー
コートで感情を爆発させながら涙し、笑顔で称え合う選手たちにとって、紛れもなく春高は最高の舞台であり、誰もが目指す憧れの場所だ。だからこそ、何よりもアスリートファーストの大会であってほしいと願う。
高校3年間、負けなしで春高バレーを終えた駿台学園でゲームキャプテンを務めたセッター三宅綜大(3年)が言った。
「これまでも日程に関して『おかしい』と言っているのを見たことはありますけど、大人が言っても大人が流して終わってしまう。だから選手が本気で伝えないと変わらないと思うので、もっと言ったほうがいいし、僕も言います。ダブルヘッダーはマジでいらないです」
技も言葉も考え方も、進化し続ける高校生たちから取り残されないように。変わらなければならないのは、大人だ。