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「(大勢は)そりゃあよく思ってないでしょう」ライマル獲得に大勢の本音は…槙原寛己が語る「菅野智之はメジャーでやれる、田中将大は巨人で良かった」
posted2024/12/21 11:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Sankei Shimbun
ストーブリーグの主役に躍り出た巨人。大物獲得は吉と出るか凶と出るか。“ミスターパーフェクト”槙原寛己氏がNumberWebの取材に応じた。【全2回の1回目(投手編)/第2回(捕手編)に続く】
――菅野智之投手がメジャーに移籍しました。
槙原 表彰式(NPB AWARDS 2024)で少し話しました。最後まで、燃え尽きるまで“やってやる”という気持ちは伝わってきましたね。前回(合意に達しなかった2020年オフ)と違って年齢的にも、状況としてもやりやすいと思います。ラストチャンスですから。
――今季は15勝。35歳でリーグMVPと最多勝のタイトルも獲得しました。
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槙原 昨年は4勝。後がないという状況で、この1年うまくいった経験はとても大きかったと思います。アメリカに行けば、また環境が大きく変わりますけど「今の自分だったらどうすればいいか」はわかったと思うので自信をもって臨めると思う。(菅野にとっては)いいタイミングだったんじゃないですかね。
――メジャーでも十分通用する、と。
槙原 今年のパフォーマンスを出せれば。どっちにしても、現代の野球では完投がどうこうとか言われないですからね。5回から6回ぐらいを、しっかり投げれられればいい。“楽”と言ってはあれだけど、それが評価される時代。その意味でもまだまだやれると思います。
――チームとしては、菅野投手が移籍することは痛手になりますか?
槙原 うーん。まあ、でも、今年もあそこまで勝てるとは想定はしてなかったでしょうからね。若手でそこを埋めなきゃいけないというのは、今年もそうでした。その意味でも、戸郷(翔征)を中心とした若手の先発陣は頑張りどころでしょう。