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「オオタニは超スペシャル」そう語ったベッツも…大谷翔平とドジャース戦友の“世界一幸せな関係”「エンジョイしよう」最強チームの舞台裏
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2024/11/01 11:03
ワールドチャンピオンとなり、テオスカー・ヘルナンデスとハグする大谷翔平
「ドジャース野球の真髄とは、1球1球を大切にすること」
〈証言2〉
ドジャース野球の真髄とは、1球1球を大切にすること。
(デーブ・ロバーツ/NumberWeb2024年6月24日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/862021
◆解説◆
デーブ・ロバーツにとっては、2016年の監督就任から2度目のワールドシリーズ制覇となった。選手としても同球団でプレーした名将は、誰よりもドジャーブルーの精神を知っている。
ヤンキースに5点を先行される苦しい展開となった第5戦、ブレーク・トライネンが8回のピンチを切り抜けると、ベンチで大きなガッツポーズを見せた。試合後のセレモニーで「0-5で負けている時も、彼らはお互いを信じていた」と選手たちを労った指揮官も、最後までともに戦い続けていた。
ロバーツ監督が絶賛した“大谷のある姿勢”
ロバーツ監督は今シーズンのある試合後、大谷の能力についてこのように評価したことがある。
「彼は本塁打を狙おうとしなかった。攻撃を繋げようとしていた。これはチームメイトを信頼し、チーム全員で攻撃しようとする意思表示なんだ」
最終的にヤンキース投手陣から7点を奪った第5戦で、ドジャースの本塁打は0。粘り強く四球を選び、ヒットでつなぎ、次の仲間が還す――。そんなドジャース野球の神髄をまさに体現した試合だったともいえるだろう。