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「相手の太もも、二の腕はパンパンだが…」“先発平均身長172.7cm、体重71.9kg”京都国際が「甲子園で勝てる」理由をプロ注ショートらに聞く 

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間淳

間淳Jun Aida

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photograph byHideki Sugiyama

posted2024/08/22 17:03

「相手の太もも、二の腕はパンパンだが…」“先発平均身長172.7cm、体重71.9kg”京都国際が「甲子園で勝てる」理由をプロ注ショートらに聞く<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

決して大柄ではない京都国際ナイン。それでも夏の甲子園決勝進出を果たせたのはナゼ?

 2021年の夏の甲子園。当時中学3年生だった今の3年生の大半は、この時にベスト4へ進出した姿に憧れて入学を決めている。

 福岡県出身の藤本も、京都国際の躍進に目を奪われた。守備の指導に定評のある小牧憲継監督にも惹かれて入学を決めた。北海道で生まれ育った沢田は3年前の夏の甲子園で京都国際が強豪校だと知った。早い段階から高く評価してもらったこともあり、「甲子園に出るだけではなく、甲子園で勝てるチームでプレーしたいと考えました」と地元を離れる決意を固めた。

決勝の相手・関東一にも大型スラッガーがいるが

 滋賀県出身の奥井も同じだった。甲子園でベスト4に躍進する京都国際を見て「全国でも勝ち上がれるチームだと感じました。練習を見学した時に他のチームよりも緊張感があって、ここしかないと決めました」と他校の誘いを断ったという。

 青森山田の壁を破り、京都国際としては春夏通じて初となる決勝進出を決めた。頂点を争う相手は激戦の東東京を勝ち抜いた名門・関東一。打線は身長180センチ、体重92キロのスラッガー高橋徹平選手を擁し、最速151キロのエース坂井遼投手は今大会4試合を投げて1点も許していない。

 しかし、京都国際は怯まない。身長や体重、球速で野球の勝敗は決まらない。自分たちの強みを生かす戦い方を知っている。

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