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大山悠輔の不振、山本由伸ドジャース移籍だけでなく…王者阪神とオリックス前半戦苦戦のナゼ「才木浩人は好調だが」「元首位打者が打率1割台」 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2024/07/26 11:00

大山悠輔の不振、山本由伸ドジャース移籍だけでなく…王者阪神とオリックス前半戦苦戦のナゼ「才木浩人は好調だが」「元首位打者が打率1割台」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

2023年の日本シリーズで激闘を繰り広げた阪神・岡田監督とオリックス中嶋監督。前半戦、苦戦が続いた要因は?

・打撃成績
〈2023年〉
 柳田悠岐(SB)302打92安14本48点1盗 率.305 RC63.11
 近藤健介(SB)287打83安12本49点1盗 率.289 RC60.08
 浅村栄斗(楽)306打83安18本50点1盗 率.271 RC52.18
 外崎修汰(西)302打79安10本30点18盗 率.262 RC48.84
 頓宮裕真(オ)258打82安11本34点0盗 率.318 RC48.08

〈2024年〉
 近藤健介(SB)296打95安13本49点5盗 率.321 RC68.22
 小郷裕哉(楽)350打97安6本36点20盗 率.277 RC53.02
 辰己涼介(楽)311打92安3本35点11盗 率.296 RC49.70
 栗原陵矢(SB)317打85安8本49点2盗 率.268 RC46.51
 岡大海(ロ)275打79安6本26点9盗 率.287 RC46.16

 今季のソフトバンクは柳田の離脱が痛いはずだが、近藤が昨年を上回る活躍で、栗原の活躍も目立つ。オリックスは昨年の首位打者・頓宮がまだ1割台(.199)と落ち込むなど打線が沈んでいる。楽天は中堅どころの成長が著しい。

 本塁打、打点では昨年は楽天・浅村が18本50打点で1位だった。今季はソフトバンク新加入の山川穂高が14本塁打で1位、打点はロッテ新加入のソトが62でトップ。盗塁は昨年同時点で19をマークしてトップだったソフトバンクの周東佑京が、すでに32を記録している。

やっぱり痛かった由伸不在、加えて舜平大の不調も

・投手成績
〈2023年〉
 山本由伸(オ)13登9勝3敗93.1回 責18 率1.74 PR15.07 
 佐々木朗希(ロ)12登7勝2敗79回 責13 率1.48 PR14.99 
 山下舜平大(オ)12登8勝2敗72.2回 責12 率1.49 PR13.75
 髙橋光成(西)16登6勝6敗108回 責27 率2.25 PR11.27
 松井裕樹(楽)34登1勝2敗23S4H32.2回 責2 率0.55 PR9.57

〈2024年〉
 モイネロ(SB)16登6勝3敗109回 責19 率1.57 PR17.58
 武内夏暉(西)11登5勝2敗79.1回 責15 率1.70 PR11.62
 有原航平(SB)15登9勝4敗105.2回 責24 率2.04 PR11.46
 早川隆久(楽)15登7勝3敗106回 責26 率2.21 PR9.57
 エスピノーザ(オ)14登7勝5敗90.1回 責22 率2.19 PR8.31

 オリックスは昨年の同時期、エース山本に加えて山下が台頭し、万全の投手陣だった。

 しかし今年は山本のドジャース移籍に加えて、山下が0勝4敗、防御率6.17と乱調。新外国人のエスピノーザが活躍しているものの、大きく戦力を落としている。ソフトバンクは救援から転向したモイネロが有原とともに活躍している。

 救援では昨年は楽天の松井とロッテの益田直也が23セーブ、ロッテのぺルドモが28ホールドを挙げていた。今年は救援に転向した楽天の則本が21セーブ、日ハム河野竜生が24ホールド。なおぺルドモは今季途中からオリックスで投げている。

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