高橋藍のカラフルデイズBACK NUMBER
高橋藍がいま描く“男子バレー最高の結末”とは?「家族のように仲がいいチームなので…」「祐希さんとの関係も変わった」パリ出発前に明かした本音
text by
高橋藍Ran Takahashi
photograph byVolleyball World
posted2024/07/16 11:01
パリ五輪への想いを明かした高橋藍(22歳)。3年前の東京大会とは立場も大きく変わった
――予選ラウンドの組み合わせ、試合順も決まりました。
これがいい、というのはどこに入っても言えないですよね。世界ランキングでいえば自分たちより下の国ばかりかもしれないですけど、僕らが2位で終わっただけであって。初戦で戦うドイツとも(VNLでは)フルセットでしたし、アルゼンチンもずっと勝てなかった相手でもあります。どのチームと同じグループでもしんどい戦いになるとは思っていたし、実際そうなるだろうと思っています。すべてやり切るのみですね。
――オリンピックを「楽しむ」というのは簡単なことではないですが、2回目のオリンピックをどう戦いたいですか?
やってきたことをすべて出す。勝つか負けるかだけなので、自分たちを信じてやることが楽しさ、強さにもつながっていくので、ここまでくればいろんなことを考える必要はない。僕たちは日本代表として、日本を背負って戦う責任があるし、それが僕たちのやるべきこと。気持ちも身体も準備をしてオリンピックで自分たちの力を出すことだけを考えたいです。
――今描く、最高の結末は?
メダルは持って帰ってきたいですね。今回のオリンピックメンバー、このチームとしては一区切りになるし、この先また、同じメンバーで戦えるかはわからない。ここまでずっと一緒に戦ってきたメンバーと、笑いながら、嬉し涙を流しながら、メダルを持てるのが僕の理想とするオリンピックの結末ですね。
もう一つ加えるなら、メダルを持ってみんなでパリのディズニーランドに行きたいです(笑)。