プロレス写真記者の眼BACK NUMBER

「たぶん“パリパリチキン女”って呼ばれてる(笑)」人気女子レスラー・安納サオリの“意外すぎる私生活”とは? 結婚観も初告白《特別グラビア》 

text by

原悦生

原悦生Essei Hara

PROFILE

photograph byEssei Hara

posted2024/06/21 17:30

「たぶん“パリパリチキン女”って呼ばれてる(笑)」人気女子レスラー・安納サオリの“意外すぎる私生活”とは? 結婚観も初告白《特別グラビア》<Number Web> photograph by Essei Hara

女子プロレス団体・スターダムで白いベルトの女王に君臨する安納サオリ(33歳)。そのミステリアスな素顔に迫った

「もし9年前、プロレスに出逢えなかったら…」

 インタビューは有楽町の昭和的な喫茶店で、まったりとした雰囲気で進んでいった。安納は“理想の自分”についても語った。

「私がお客さんだったとしたら、理想は『単純に格好いい安納サオリ』であってほしい。格好いいってすごく難しいんですけど、格好よくありたいと思っている。そう意識しているし、自分は格好いいと信じている。うん、リングでの私は格好いいですよ。相手しか見ていないですからね。入場の一歩目は、自分対お客さん。リングに上がったら、相手しか見ていない」

 リング上の安納が格好よく見える理由の一端がわかった気がした。

「プロレスラーにならなかったら? 想像もしたくないくらい怖い。もし9年前、プロレスに出逢えなかったら、プロレスをやってなかったら……。舞台女優を目指していたかもしれない。結婚もしていたかもしれないけれど、今の私は絶対ないですね」

 プロレスラーの道を選んだことで、手放したものもあったのかもしれない。だが、自身の選択に後悔はまったくないようだ。

「プロレスラーになってよかった。汗もかくし、体は痛い。でも、プロレスラーの安納サオリを広めたい。みんなに知ってもらいたい。もともと、体は柔らかいんですよ。フィッシャーマン(スープレックス)はデビューの時から使っている。ブリッジを褒められて、『この技どう?』って当時のコーチに言われて。後ろに投げるでしょう。『人間が何でこっちに行くんだろう?』と不思議でした。最初からブリッジは私の武器です」

 安納は6月22日、国立代々木競技場第二体育館でセンダイガールズプロレスリングの岩田美香を迎え討つ。今回もリングの上にはきっと、「単純に格好いい安納サオリ」がいるのだろう。

関連記事

BACK 1 2 3 4 5
安納サオリ
なつぽい
中野たむ
壮麗亜美
本間多恵
堀田祐美子
尾崎魔弓
コズミックエンジェルズ

プロレスの前後の記事

ページトップ