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「たぶん“パリパリチキン女”って呼ばれてる(笑)」人気女子レスラー・安納サオリの“意外すぎる私生活”とは? 結婚観も初告白《特別グラビア》
posted2024/06/21 17:30
text by
原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
「濃くしゃべりましょうか。こんなに話したら、私のイメージ崩れちゃいますかね」
安納サオリはそう前置きして話しはじめた。
スターダムの白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)を保持する安納サオリは、謎に包まれた存在に映る。彼女をどういった言葉で表すかは人によって異なるのだろうが、「秘密」「気高い」「人を寄せ付けない」「ちょっと悪い女」「特別」……そんな雰囲気を醸しだして、多くのファンを魅了している。
以前、電話取材で話を聞いたときにそのことに触れると、「そんなことないですよ」と安納は簡単に否定した。今度は直接会って聞いてみることにした。それも、あまりプロレスとは関係のない話をしながら。
安納サオリの知られざる休日…驚きの「17時間睡眠」も
夕刻、安納は待ち合わせをしていた有楽町の書店に、ごく自然にスッと現れた。
太陽のあるうちに撮影をして、近くのカフェで話を聞き、陽が落ちたあたりでもう一度撮影をしようと思った。「おしゃれなカフェがいいか、昔ながらの喫茶店がいいか」と、尋ねたら、安納は後者を選んだ。
「今日は暑いですね」
こんなあいさつからインタビューは始まった。まずは、休日の過ごし方について聞いてみた。
「休みは家にいますね。次の日が休みってわかったら、その前の日はとことん夜更かしします。めっちゃ夜更かしが大好きで、溜まっているテレビの録画をいっぱい見ます。サザエさん、ちびまる子ちゃん、ドラえもん、クレヨンしんちゃん……朝5時ごろまで起きていますね。そこからとことん寝ます。目覚ましをかけずに寝るのが幸せなんです。たまに早起きしちゃったりもするんですけど。起きたら、窓を全部あけて、カーテン開けて、コーヒーを飲みながらソファーでダラダラします」
掃除が大好きだという安納は、部屋に掃除機をかける。その後は「テレビ見て、ゲームして、推しの映像を見たら、もう夜になっている」という。
「それで『ああ、今日、誰ともしゃべっていない』と気付いて、テレビ電話をつなげて、家族としゃべる。それで2時ごろまで起きてます」
とにかく寝るのが大好きだという安納は、夜の12時から夕方の17時まで、ほぼずっと眠り続けたこともあるという。
「3連戦の後やったかな。それで、めちゃすっきりしました。眠るって大事ですよ。みなさん、しんどい時は眠った方がいいです。リラックスして。でも、寝すぎかな」
そう言って笑うと、さらにおしゃべりを続けた。