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大谷翔平とドジャース“仲良しコーチ”の絆…即興アナウンスごっこ、大谷がジブリ作品を紹介? スミスコーチの願い「エネルギーを与えたいんだ」
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byJIJI PRESS
posted2024/06/18 17:00
トレーニング中、スミスコーチに筋肉ポーズを決める(?)大谷翔平
即興“アナウンスごっこ”に大谷も思わず笑顔
トレーニングの合間など、同コーチは度々、大谷をリラックスさせ、笑顔にしている。米アリゾナ州グレンデールで春キャンプを行っていた2月27日、ホワイトソックスとのオープン戦で大谷は初めて、ドジャースのユニホームを着て実戦に出場した。開始直前、同コーチは道具をはめて準備している大谷の前で大声のアナウンスを始めた。
「みなさん、そして世界中の野球ファンの方々、キャメルバック・ランチ(ドジャースのキャンプ拠点の地名)からライブです。さぁ、ショータイムだ!」
イベントの司会者になったかのようにベンチ内を歩き回り、声を張り上げていた。締めの「It's Sho-time!!」は特に強調した言い方で思いっきり盛り上げた。球団スタッフを含め、大谷も思わず頬が緩んだ。大谷にとっても、移籍後の初実戦で緊張感は多少あっただろう。だが、スミスコーチの絶叫アナウンスで、場が和んだのは間違いない。すると、大谷は3打席目で左越えのドジャース“1号”を放った。
盛り上げ役の願い「エネルギーを与えたいんだ」
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「僕はみんなを盛り上げて、エネルギーを与えたいと思ってるんだ。ショウヘイにも、シーズン前に『何かセレブレーション(祝いの儀式)を君のために考えるよ』って伝えて、最初にショータイムから始めたんだ。彼のような男に、盛大なお祝いはとてもマッチしていた。いくつかのセレブレーションは彼のアイデアでもあるよ。ドラゴンボールZとかね」
最近ではウオーターボトルでの乾杯ポーズもあったが、その時々でパフォーマンスを変えていくという。スミスコーチを中心に、大谷は同僚とのパフォーマンスも楽しみながら試合に臨めている。