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日本代表序列争いに新風…「巣鴨でひたすらシュート」“9戦8発”中村敬斗に小川航基、橋岡大樹とは何者か「それもひとつの役割かなと」

posted2024/06/07 17:06

 
日本代表序列争いに新風…「巣鴨でひたすらシュート」“9戦8発”中村敬斗に小川航基、橋岡大樹とは何者か「それもひとつの役割かなと」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

日本代表、ミャンマー戦のスタメン。中村敬斗(13番)、小川航基(19番)、橋岡大樹(22番)はそれぞれの持ち味を見せた

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 森保一監督率いるサッカー日本代表は、6日の敵地ミャンマー戦で5−0の大勝を飾った。第1期からの中心メンバーを起用するとともに、活躍が目立ったのは第2期から、もしくは久々に招集された選手たちだ。序列争いを熱くさせる3人の人物像を「NumberWeb」掲載記事から知る。

<名言1>
それもひとつの役割かなと。
(橋岡大樹/NumberWeb 2021年7月31日配信)

https://number.bunshun.jp/articles/-/849152

 ◇解説◇
 北中米W杯アジア最終予選進出を決めているとはいえ、ミャンマー戦で森保監督は1つのテストをした。サンフレッチェ広島時代から用いている3-4-2-1システムの導入だ。その中で3バックの一角としてプレーしたのが橋岡だった。

 橋岡はセンターバックとサイドバックをこなせる特性を生かし、右ウイングバックに入った菅原由勢を追い越してクロスを狙ったり、ミャンマーの攻撃を体をぶつけて封じるなどのタフさを見せた。

 浦和レッズのアカデミー出身である橋岡は、シント・トロイデンで力を磨いたのちに2024年1月からイングランドのルートン・タウンに移籍した。

 同チームは2023-24シーズン、プレミアリーグに昇格したものの勝点を稼げず、残留争いの真っただ中にあった。そのタイミングで“救世主”的存在を期待されての加入となった。世界最高峰リーグのレベルの適応に苦しんだものの、必死のプレーはサポーターに伝わっていたようで「ハシは最高の選手だよ!」と現地で撮影した日本人カメラマンが声を掛けられることもあったという。

東京五輪代表時には久保らにイジられていた

 そんな橋岡だが……ムードメーカーとしての役割も担っている。例えば東京五輪代表の時のこと。当時のコーチが「同年代からもオーバーエイジからもイジられている」と証言するように、久保建英らに茶化される様子は、チームにとっておなじみの風景となっていた。それについて橋岡本人は、このように語っていたことがある。

【次ページ】 東京五輪代表時には久保らにイジられていた

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