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「サトテルがいないと淋しい…」阪神ファン歌人が詠む、首位陥落“5月前半の虎”「村上は自責点ゼロで負け投手 家出をしても許されるだろう」 

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池松舞

池松舞Mai Ikematsu

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2024/06/04 11:04

「サトテルがいないと淋しい…」阪神ファン歌人が詠む、首位陥落“5月前半の虎”「村上は自責点ゼロで負け投手 家出をしても許されるだろう」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

中軸として期待されながら5月15日に登録抹消となった佐藤輝明。苦戦が続いた5月前半を短歌とともに振り返る

村上が好投も援護0

 5月7日 阪神―広島 ● 0-2

 7回と8回に2度満塁の好機が訪れるも無得点。先発・村上頌樹は7回自責点0ながら負け投手となった。

 満塁でああ満塁で満塁でまた満塁で点が取れない

 失った二点はどちらもエラーからそのまま淡々と負けてった

 村上は自責点ゼロで負け投手 家出をしても許されるだろう

5回以降無安打の打線

 5月8日 阪神―広島 ● 1-3

 3回に近本と中野拓夢の2者連続安打で同点に追いつくも、8回にゲラが打たれ2連敗。打線は5回以降無安打と攻めあぐねた。

 立ち上がり不安定だった大瀬良を崩せないまま夜はふけゆく

 寒いなか大瀬良大地が半袖で投げる姿が眩しく見えて

 中継ぎもそりゃあたまには打たれるよそれより点を取らなきゃだめだよ

 敗戦の直後に映った大山がベンチでひとり怖い目をする

大乱調から不思議な勝ち

 5月10日 横浜―阪神 ○ 3-4

 青柳晃洋が初回に4者連続の与四死球、大乱調で5回3失点。3-3で迎えた9回、ノイジーがタイムリーヒットを放ち、勝負を決めた。

 青柳はみなとみらいに見下ろされぜんぜんストライクが入らない

 四死球を四つ続けて一点を与えた何をやっているのか

 三回で八十球を費やしてそれでもなぜかまだ負けてない

 二軍から昇格してきた井上が打ったからよし勝てばなおよし

 勝ち越した瞬間ベンチの大山や木浪がバンザイで飛び上がる!

【次ページ】 7点リードをひっくり返される

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