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「俺より長くNBAで…」23歳富永啓生を揺さぶった渡邊雄太の胸熱メッセージとは? 親友・河村勇輝への本音も「彼も負けず嫌いなんで」
posted2024/05/21 11:03
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Reuters/AFLO
米ネブラスカ大学での3年間を走り終えた富永啓生(23歳)。“マーチ・マッドネス”とも言われる「NCAAトーナメント」にチームを導くなど、アメリカのカレッジバスケ界で鮮烈なインパクトを残した。NBA挑戦、パリ五輪……大きな一歩を踏み出す夏を前に、日本が誇るシューターが現在地と未来を明かした。インタビューの様子はサブスク「NumberPREMIER」でご覧いただけます。
NBAで6年間も…渡邊雄太への敬意
3月、富永啓生はNCAAトーナメントに出場していた。ネブラスカ大でのキャリアの最後の戦いの場となったのは、渡邊雄太が所属していたメンフィス・グリズリーズのホームコート、フェデックス・フォーラムだった。
このときはまだ富永も知らなかったのだが、メンタル的な問題から試合を休んでいた渡邊は、すでにシーズン終了時点でNBAを離れ、日本に戻ることを決意していた。このとき、2人がメンフィスで直接会うことはなかったが、これからNBAを目指そうとする富永と、NBAで6シーズンを戦い終えた渡邊の道が交差したかのようだった。
NumberPREMIERの取材で富永にインタビューをしたのは、その渡邊がインスタグラムのライブ配信(IGライブ)で来季は日本でプレーすることを発表した3日後のことだった。
渡邊の決断について感想を聞くと、富永は言った。
「僕もそうですし、こうやって(日本人選手たちが)NBAを目指してる中で、先頭を切って日本人でもできるんだよってところを見せてくれたことが、本当に日本のバスケットにとっても大きかったと思います。こうやって6年間NBAでプレーして、彼のようになりたい自分がやらなきゃいけないことを見せてもらえたので、本当に、すごく尊敬してます。日本代表で一緒にやっていてもリーダーシップとかも本当にすごかったですし、その中でたくさん勉強できました」