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中田翔のリアルな評判…龍空ら中日選手が続々証言「ベンチでボソッと言うんですよ」ド派手な金髪、グッズ売上1位「衝撃の人気度」
posted2024/04/28 11:02
text by
長尾隆広Takahiro Nagao
photograph by
JIJI PRESS
その勢いは本物か、それとも瞬間風速か――。
球団史上初の屈辱である2年連続最下位に沈んだ中日ドラゴンズが、セ・リーグで注目の的となっている。2016年以来となる8年ぶりの単独首位にも立ち、全国放送のスポーツニュースでも頻繁に取り上げられる。2022年から就任した立浪和義監督が断行した大改革。ようやく目にみえる結果となって表れ始めてきた。
なんといっても話題の中心は、巨人から出場機会を求め移籍した中田翔(35歳)だ。日本ハム時代は3度の打点王に輝くなど、ここ一番の勝負強さに定評があるスラッガー。休養を挟みながらではあるが、開幕から4番に座り、ここまでチームトップとなる10打点を挙げている(4月27日現在)。
ド派手な金髪スタイルの見た目込みで、チームに新風を吹き込んだ中田。実際のところ、チーム内での評判はどうなのか。中日選手たちに直撃した。
中田の打順の前後を打つことが多い打線の主軸、細川成也は、中田についてこう語る。
「打席を見ていても勝負強いですし、勉強になる部分は多い。打てない時も声をかけてくれて『打てないからといって、変えなくていい』と言ってもらっている」
取材を進めるにあたり、多くのチームメイトから聞こえてきたのは、中田の勝ちへの執念とその発信力だった。
証言1…「ベンチでボソッと言うんです」
22年シーズンの途中にオリックスから移籍した後藤駿太は、中田の加入によるチームの変化を瞬時に感じ取ったという。名古屋の老舗球団に移籍してきたからこそ分かる、雰囲気を明かしてくれた。
「中田さんの存在は、チームにとってめちゃくちゃ大きいですよ。(4月16日のヤクルト戦の終盤の逆転劇も)中田さんのおかげです。中田さんがいて、さらに細川もいるから相手もなかなか気が抜けない。『今年ドラゴンズ強いな』って思ってもらえたら、これからの試合、ここ一番で絶対こっちが優位になる。中田さんよく『勝ちたいわぁ』ってベンチやロッカーでボソッと言うんですよ。去年までは、心の中で秘めていても直接そういうことを言う人はいなかった。僕は“外様”なんでよくわかるんですけど、そうやって発言するのはすごく勇気のいることだと思うんです。