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水原一平氏は「賭博が違法と知らなかった?」胴元弁護士「ミズハラは野球賭博は行っていない」と明言も…検察官「ウソをつくことは重大な犯罪だ」 

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及川彩子

及川彩子Ayako Oikawa

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posted2024/03/25 20:01

水原一平氏は「賭博が違法と知らなかった?」胴元弁護士「ミズハラは野球賭博は行っていない」と明言も…検察官「ウソをつくことは重大な犯罪だ」<Number Web> photograph by AFLO

違法賭博関与で3月21日にドジャース解雇となった水原一平氏(左)。韓国でのMLB開幕戦前の記者会見には大谷翔平の通訳として同席していた

 過去に野球賭博などで処分された選手や関係者もいる。

 代表例としてピート・ローズが挙げられる。

 ローズ氏は1970年代に2度のワールドシリーズ制覇、ワールドシリーズMVP、3度の首位打者、MVPなど輝かしい成績を収めたが、監督になった1989年に野球賭博が発覚し、リーグから永久追放という厳しい処分を下された。

直近ではマイナーリーガーが3年間の資格停止処分

 直近ではアスレチックスのマイナーリーガーのピート・バイアーが2020年に野球賭博を行っていたことが発覚し、3年間の資格停止処分を受けている。

 北米のスポーツサイト『The Athletic』によると、バイアー氏はコロナ禍でマイナーリーグが中止になった2020年7月、8月に20回未満の野球賭博を20~50ドル(約3000~7500円)程度の賭け金で行ったとしていた(のちに30回に訂正)ほか、所属するアスレチックスにも2回賭けていたと話していた。

 しかしその後の大リーグ機構による調査で、2020年の5月から8月の間に100回以上の野球賭博を行い、うち少なくとも12回以上を自チームに、1000ドル以上を25試合以上で賭けたことが判明している。

 規則では自チームに賭けた場合は永久追放という処分になるが、バイアー氏の場合自身がマイナーリーガーで賭けていたアスレチックス戦でプレーしていなかったため3年間の資格停止に留まっている。

 バイアー氏は調査に非協力的で、妨害工作、脅迫、虚偽報告なども行ったほか、温情判決に対しても「事実無根」と申し立てをするなど、なかなか挑戦的な姿勢を見せた。結果的に決定は覆らず、資格停止が続いている。

連邦政府主導か、大リーグ機構主導か

 今回の件と同様に違法賭博に関わっていたのは、元マイアミ・マーリンズのジャレッド・コザートだ。コザート氏は2015年にブックメーカーでの他スポーツへの賭博を行い、大リーグ機構から罰金を課せられた。

【次ページ】 「嘘をつくことは重大な犯罪だ」

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