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「日本人の方ですか?」韓国人と同行“あっさり入場できた”ドジャース開幕戦…生で見た大谷翔平、ダルビッシュ「ダッシュする人々もいた」
text by
YukoYuko
photograph byYuko
posted2024/03/25 17:14
メジャー開幕戦、高尺スカイドームの外野側入場口。お祭り感と警察車両による厳重な警備体制と
大谷、ダル、松井まで…現地で見た
試合は19時5分にプレイボール! 席はドジャース側の内野席で、ピッチャーの球威などもよく見えた。この記念すべき開幕戦の見どころは、なんといっても、ダルビッシュ有投手と2番DH・大谷選手との初対決だ。ダルビッシュ投手が韓国入りした際に、現地ファンのカフェを訪問した、というニュースを目にした。MLBの開幕戦で先発するという状況は、どんなにベテランであっても重圧に違いないはず。そんな時でもソウルのカフェに行く、その気さくさと余裕。山本投手がドジャースに入団した際も、ダルビッシュ投手は音声配信プラットフォームで「悲しい」と表現していて、その率直さに共感した。
「どっちもがんばれ! どっちも勝て!」
大谷選手のヒットとHR、かつダルビッシュ投手のクオリティ・スタート(6回を投げて自責3点以内に抑える)を期待して、この試合を見守った。
夢の対決の結果は、ご存じの通りだ。大谷選手はショートゴロとライト前ヒット(最終的に2安打1打点1盗塁の活躍)。ダルビッシュ投手は4回72球を投げ、味方のエラー絡みで1点は失ったものの、自責点なしで交代した。今季からパドレスに加入した松井裕樹投手も勝ちパターンの中継ぎで登板し、三振を奪った。試合は5対2でドジャースの勝利。いずれの選手も「こうであったらな」と期待していた結果を出し、本当にうれしかった。
とにかくほっとしたので、その晩はぐっすり眠った。
〈つづく〉