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「日本人の方ですか?」韓国人と同行“あっさり入場できた”ドジャース開幕戦…生で見た大谷翔平、ダルビッシュ「ダッシュする人々もいた」
text by
YukoYuko
photograph byYuko
posted2024/03/25 17:14
メジャー開幕戦、高尺スカイドームの外野側入場口。お祭り感と警察車両による厳重な警備体制と
爆破予告…警察の出動者数がスゴかった
電車がスタジアム最寄りの駅に着き、わたしたちは別れた。「この試合、楽しみましょう!」と手を振った。
3月末のソウルは気温10度を切り、まだまだ冷たい風が吹く。だが球場の周囲はたくさんの観客、メディアの人、人、人!でごった返していた。
「レッツゴー・パドレス! レッツゴー・パドレス!」
「レッツゴー・オータニ! レッツゴー・ドージャス!」
「ハッソン・キム! ハッソン・キム!」
思い思いに好きなチームや選手のコールをするファン。大谷選手への思いをメッセージボードに書いて、メディア取材を受ける人々。タレントのミニタニさんも来ており、「今日はチケットないんですけど来ました!」などと言っていて面白かった(のちに「入手していた」という報道があった)。
警察の出動者数も多かった。それもそのはず、球場に爆破予告が届いていたのだ。警察車両のみならず、警察犬も警備に出動して、お祭り騒ぎと物々しさが混然一体となっていた。「な、なんか、えらいことになってきた……」。喧噪の中で、こちらまでざわついてきた。
「日本人多数」あっさり入場
球場内へはわりとあっさり入場できた。住民カードを見せてのID確認はしっかりあったが、同行者のわたしは黙ってリストバンドをもらうだけ。しかも荷物チェックの際、「日本人の方ですか?」などと話しかけられた。日本語対応のスタッフまでいたのだ。
同行者の確認はあまり重視していないようだった。というより、球場に来ている観客の推定5~10人に1人くらいは日本人だった。記念グッズ販売所にももちろん行ったが、かなりの行列で30分以上は並んだ。ショップに入った途端、ダッシュする人々もいた。