――以前お話を伺った時に、引退後にボクシング界にいたいと思うかはわからないと話していました。現在はどう考えていますか？

NI　どうですかね……携わる方向でいくんじゃないですか（笑）。会長の作って来たものを自分が継ぎたいなっていうのもあるし、大橋ジムをこのまま継続させていくのもすごく難しいことです。ここまで大きくなっているのは大橋会長の力。それを落とすか、上げていくかっていうのは、残された人間のやるべきことだと思っています。

©︎Naoki Fukuda

――大橋会長がやってきたことを引き継ぎたいという気持ちなのでしょうか？

NI　そうですね。今、現役中にやっていることはもちろん重要です。その後、大橋会長が作り上げたものを自分が伸ばしていくことが、たぶん会長への最大の恩返しになると思っています。

（全2回／前編から続く）