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「私だったら絶対に確認します」長谷川穂積が気になった敗者・那須川天心の“ある行動”…課題もズバリ指摘「倒せないならポイントゲームに勝たなくては」
posted2026/10/01 17:26
井上拓真との再戦でダウンを奪いながらも判定で敗れた那須川天心。長谷川穂積さんが気になったという、ダウン奪取後の行動とは?
text by

渋谷淳Jun Shibuya
photograph by
Naoki Kitagawa
「私だったら絶対にダメージを確認します」
拓真が試合の主導権を握りつつあった7回、那須川は起死回生のワンツーで拓真からダウンを奪い、試合の行方を分からなくした。挑戦者にとって絶好のチャンスと言えたが、長谷川さんには一つ気になることがあった。
「天心選手がダウンを取ったあと、手を挙げてからニュートラルコーナーに行くんですけど、そこで拓真選手のことを見ていないんです。セコンドも見ていない。お客さんのほうを見ているように私には見えました」
レフェリーがカウントを数えている間の話だ。
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「私だったら絶対にニュートラルから相手を見てダメージを確認します。ダメージの大きさによって一気にストップまで持っていくのか、あるいは無理に仕留めようとはせず、慎重に試合を運ぶのか。セコンドもダメージを見て、残り時間も計算して、次の攻撃をどうするか判断するんです。天心選手はその作業をしていないように見えました。あの場面では、相手のダメージを確認しないといけない。そこは気になりました」
前編で解説したように、拓真のダウン後のしのぎ方は秀逸で、那須川は拓真を仕留めることができなかった。そしてもう一つ、次の8ラウンドの拓真の戦い方も長谷川さんをうならせた。
「拓真選手はダウンした次のラウンド、はっきりと取りにいきましたよね。あれはさすがでした。あのまま天心選手に8ラウンドも取られてしまったら、天心選手に流れが行ってしまう可能性がある。もちろんダウンのダメージがそれほど深くないという事情はあったでしょう。天心選手にしてみればラッシュする場面でもないから戦い方が悪かったとは思いませんが、拓真選手がその上をいきました。拓真選手のキャリアが光ったシーンでした」


