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「自分で料理してるんですか?」「もちろん」26歳の大谷翔平が語っていた野球三昧な日々と“ささやかな幸せ”「日曜日にスタバに行って…」 

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byGetty Images

posted2024/03/02 17:00

「自分で料理してるんですか?」「もちろん」26歳の大谷翔平が語っていた野球三昧な日々と“ささやかな幸せ”「日曜日にスタバに行って…」<Number Web> photograph by Getty Images

難しいシーズンになった2020年の大谷翔平。「焦らないようにはしていない」と語った

プロに入ってからは、時間がないなと焦って

――ピッチャーとして、シーズン中の負傷後にピッチングの再開は叶いませんでした。オフに入ってからの1カ月、スローイングはどういう段階を踏んでいるんですか。

「ブルペンにはまだ入っていませんが、90フィート(約27m)の距離で、70マイル(約112km)くらいのボールを投げています。今の段階では、問題なく来てるなと思います」

――開幕のとき、いきなり実戦に合わせて投げたことで腕が振りにくいと感じてしまった経験が、次、腕を振るときの怖さにつながる不安はないのでしょうか。

「もちろん、今の段階で不安はあります。今、100マイルを投げろと言われてもすぐに出せるもんじゃない。それを不安なく投げられるように、自信を持って腕を振れるように、このオフはそういう練習をする必要があります。だから、例年よりも投げるオフかなと思っています」

段階を踏んで投球を

――次のステップは、ブルペンですか。

「そうですね。傾斜を使って投げること、遠投の距離を伸ばすこと、スローイングの強度を上げていくこと。年内には入れると思いますよ。ただ、ブルペンに入ったからといって90マイルを投げなきゃいけないわけではないので、傾斜の確認をしながらブルペンで70マイル、80マイルと週単位で段階を踏んで投げていく感じですかね」

――シーズン中には守備の練習もしていました。守るということに関しての意欲はどのくらい持っていますか。

「意欲ですか……でも、まずは打つ、投げることができるところからなので、守ることはその延長なんじゃないですかね。ショートやセカンドを守れということではないですし、外野はずっとやってきました。ファーストも極端な話、止めればいいだけなので(笑)、ハンドリングの練習だけしておけば大丈夫なんじゃないですか」

「26歳」の本音

――まだ26歳、と、もう26歳、というのはどちらが近い感じでしょう。

「それなりに来たかな、という感じです。プロで8年が終わったと言われると、けっこう長いなと思いますけど、年齢で言われると、生きてきた感覚のままかな」

――大谷さんは、野球のすべてにおいて100点の存在が野球の神様で、いつか野球の神様に追いつきたいと仰っていました。そのためには若さも時間も必要です。ところが時間をかければ若さを失っていくわけで、大谷さんが描く野球のゴールへ到達するための時間がなくなっていくという焦りを感じたことはありませんか。

「それは、ずっとありますよ。プロに入ってからは、時間がないな、ということしかないんです。やりたいことに対しての時間が圧倒的に少ないなって……でも、焦らないようにはしていません。焦ることはいいことだと思ってますし、やらなすぎるよりは、やりすぎるくらいのほうがいいかなと思っているので」

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