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「佐々木朗希の育成法に“甘い”という声も頂戴しますけど…」吉井理人監督が明かすロッテVへの青写真「エースは小島」「内野をシャッフルして…」
posted2024/02/13 11:06
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph by
JIJI PRESS
投手出身の監督として、ローテーションのマネージメントは「沽券」にかかわる問題だ。
「今年は先発投手の『期間分け』ということを考えていきます。去年は選手の状態や、チーム状況に応じて手を打っていこうと考えていたんですが、もっと計画的に準備していく必要がある。先発の疲れがたまってくるであろう時期を見越して、ローテーションを整備していく。それでも先発の1番手、2番手、3番手くらいまでは登録抹消というわけにはいかないので、中6日のところを8日空けるなりしていく。そこをスポットで埋める投手を作っておくとか、そうしたことを計画的に進めていこうと思ってます」
ウチのエースは小島
吉井監督が先発の柱として考えているのは小島和哉、種市篤暉、佐々木朗希の3人だ。
「現状、ウチのエースは小島です。去年、規定投球回数を超えたのは小島だけでしたし、中6日でスキップすることなく、ローテーションを守ってくれました。計算が立つという意味で、本当に小島には助けられました」
小島は27歳。まだまだ上積みが見込める年齢だ。そして種市は25歳、佐々木は22歳と成長途上にある。
昨季、トミー・ジョン手術から本格復帰した種市は10勝を挙げ、小島と並んでチームの勝ち頭となった。吉井監督が種市にかける期待は大きい。
「去年の種市は、あれが普通です。もっともっとすごいと思っているので。僕が投手コーチ時代、高卒3年目の種市を見て、もっと年数を重ねた投手に見えたんです。そこで大卒1年目、2年目のような扱いをしてしまい、その結果として故障してしまった。それに関しては自分の責任だと強く思っているので、全力でバックアップしていきたいと思っています」