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「パリ五輪を目指す」宣言も話題…杉原愛子24歳が会社を設立していた理由「SNSは対策をしつつ活用」「体操をメジャースポーツに」
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byAsami Enomoto
posted2023/12/28 11:05
競技を続けながら、体操普及のための会社立ち上げ、イベントへの出演など、精力的な活動を行っている杉原愛子(24歳)
中学生のコーチとしても活動中の現在
二足どころか三足、四足のわらじを履いている杉原だが、その中でコーチとして選手を指導していることは自身の体操にも活きている。
「今は中学生を教えているので、ベーシックな部分を教えることが自分の演技の質の向上にもつながってきたと感じます」というのだ。また、教える中での苦労も、確実に自身の体操の幅を広げていると感じているとも言う。
「自分の知っている技術だけでは、そのやり方が合う選手も合わない選手もいますから、合わない選手に対してどのやり方をアウトプットできるかということが凄く重要です。体操の技術には正解が一つだけではなくてたくさんあります。その子に合った技術へ導くことで自分自身の知識も増えますし、自分の基本練習の時に試してみて、それによって質が上がったりもします。人に教えるには自分が頭の中で理解していないとアウトプットできないということも感じています。だから、考える力も東京オリンピック以前よりついてると思っています」
多方面で自分を鍛え、磨き上げていることがすべて体操へつながっていく。そのことも杉原が今の自分の生き方に楽しさを感じている理由になっているようだ。
<つづく>