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大谷翔平の移籍に“兄貴”トラウトが続ける沈黙…「トラウタニ」解体でエンゼルスはどこへ向かう? トラウトが記者に明かしていた「相棒への思い」
posted2023/12/20 06:04
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph by
AFLO
エンゼルスからFAとなり、名門球団ドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)は12月14日(日本時間15日)、入団会見でこれまでの交渉の経緯や今後の目標など、思いの丈を語った。並々ならぬ熱意を示してくれたド軍関係者への感謝はもちろん、6年間在籍したエンゼルスとファンへの感謝の言葉も印象的だった。
「メジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくださったエンゼルスの皆さん、本当に今振り返っても、素晴らしく、大切で、忘れられない、そんな6年間を、思い出をありがとうございました」
SNSで思いを綴ったチームメイト、いまだ無言のトラウト
勝てなかったとはいえ、愛着のあった球団を去るのは、決して簡単なことではなかったはず。12月9日(同10日)、ドジャース移籍を自身のインスタグラムで表明。英文で記された文言の半分ほどは、エ軍への感謝の気持ちだった。ド軍移籍を決断した言葉に続き、真っ先に謝意を述べた。
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「まず初めに、6年間、支えて頂いたファンの皆さま、エンゼルスの関係者の皆さま、そして、今回の交渉で関わって頂いたチームの全ての方々に、本当に感謝したいと思います。特に、浮き沈みがあった時も、ずっとサポートして頂いたエンゼルスファンの皆さま、かけがえのない存在です。エンゼルスで過ごした6年間は、この先も自分の胸に刻まれていくでしょう」
元同僚のパトリック・サンドバル投手(27)、ローガン・オホッピー捕手(23)、ミッキー・モニアク外野手(25)、ジョー・アデル外野手(24)ら若手選手はSNS上のメッセージで、大谷の退団を寂しがると同時に「楽しかった」と、ともにプレーした時間を名残惜しそうに振り返った。