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現役ドラフト「50%が1年で戦力外」疑問の声も…細川成也、大竹耕太郎の成功に意義があるワケ〈阪神→巨人の馬場皐輔ら24人成績を見る〉

posted2023/12/09 17:03

 
現役ドラフト「50%が1年で戦力外」疑問の声も…細川成也、大竹耕太郎の成功に意義があるワケ〈阪神→巨人の馬場皐輔ら24人成績を見る〉<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama(L,C)/JIJI PRESS

現役ドラフト1年目の“成功例”となった大竹耕太郎と細川成也。巨人へと移籍する馬場皐輔らはどんな結果を残すか

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Hideki Sugiyama(L,C)/JIJI PRESS

12月8日に行われた「現役ドラフト」では3人のドラフト1位選手を含む各球団の選手が、新天地へと移ることになった。2年目を迎えた今年と1年目の“現役ドラフト組”の成績から見る、同制度の意義とは?

「現役ドラフト」は、実力があるのにポジションが被るなどして出場機会に恵まれない選手を移籍によって活性化させることを目的として、昨年から導入された制度だ。

 この制度はMLBの「ルールファイブドラフト」を参考に作られた。「ルールファイブドラフト」もちょうどこの時期、12月のウィンターミーティング終了後に行われる。

MLB「ルールファイブドラフト」の日本版

 なお「ルールファイブ」と呼ばれるのは〈MLB規約の第5条〉に書かれているから。日本で一般的に言うドラフトは、MLBではアマチュアドラフトとなり、第4条に書かれているので「ルールフォードラフト」とも言われる。

「ルールファイブドラフト」は、アマチュアドラフトよりも前から行われていて、選手の移籍手段として定着している。殿堂入りした大選手のロベルト・クレメンテも「ルールファイブドラフト」で世に出た選手である。過去には日本でも同様の制度が提案されてきたが、頓挫してきた。

 昨年から始まった「現役ドラフト」は11月30日の契約保留選手名簿の提出時に、指名対象選手として2人以上を提出。他球団がそのリストから選手を指名する。今年から「年俸が5000万円以上1億円未満の選手をリストアップした球団は、5000万円未満の選手を追加し、3人以上の対象選手をリストアップする」ことが追加で決められた。

 リストアップされた選手は非公表で、指名された選手だけが発表される。また現役ドラフト会議そのものも非公表。選手は2巡目まで指名できるが、昨年も今年も1巡目だけの指名だった。

2年目に指名された選手を今季成績とともに見ていく

 2年目の今年は、以下の選手が指名された。今季の成績とともに見ていこう。

【次ページ】 2年目に指名された選手を今季成績とともに見ていく

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