全プログラムが終わった後、ロッテの福田秀平が、丁寧にインタビューを受けていた。

　打撃結果は二飛（オリックス西濱勇星）、空振り三振（阪神・渡邉雄大）は二ゴロ、（楽天・高田萌生）だったが、4打席目でヤクルト鈴木裕太から右中間フェンス直撃の二塁打。からその後は遊飛（DeNA池谷蒼大）、四球（多和田）、四球（巨人・阿部剣友）。7打席、5打数1安打だった。

福田はロッテ時代、負傷続きで苦しんだ　©JIJI PRESS

FA宣言→戦力外の福田「残念な思いをさせてしまった」

「一本出てほっとしています。この3年間、いろいろと身体が悪かったんですけど、7月後半ぐらいからずっと痛みなくできるようになったんです。元気な姿を見ていただくことができてほっとしています」と福田は振り返った。

　さらにFAでの契約年限が終わっての戦力外に対して「正直言ってこの4年間、勝負に負けたと自分の中で思っていますし、期待していただいたファンの方や、僕の周りの方も、うん、すごい残念な思いをさせてしまったので、他の場所で期待に応えることができれば」と締めくくった。

　トライアウトと終えた選手の言葉は、とにかく「沁みる」。彼らの今後に、大きなエールを送りたい。

＜第1回から続く＞