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大型契約でレイカーズと合意。リーブスに根付くマンバの遺伝子。
posted2023/10/23 09:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
「彼はマンバ遺伝子を持っている」
9月末の会見でロサンゼルス・レイカーズのロブ・ペリンカGMがそう言うと、記者たちは目を丸くした。『マンバ』は故コービー・ブライアントのこと。レイカーズにおいて、誰かを彼に喩えることは軽くできることではない。しかもペリンカは元代理人、そして親友として、誰よりもコービーを知る人なのだ。
そんなペリンカがコービーの名前を出して称賛したのは、2年前にドラフト外からレイカーズに入ったガードのオースティン・リーブスだった。意外だったが、ペリンカの説明を聞くと納得できた。
「彼の資質がマンバ遺伝子なんだ。コービーに比べられる選手はいないけれど、彼が体現していた遺伝子を持つ選手はいると思う。オースティンがそうだ」