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大谷翔平の“エンゼルス同僚から”愛されすぎな日常…「本当に家族のよう」「何年も一緒にいるから…」チームメイトが明かす“本当の関係性”

posted2023/10/19 17:21

 
大谷翔平の“エンゼルス同僚から”愛されすぎな日常…「本当に家族のよう」「何年も一緒にいるから…」チームメイトが明かす“本当の関係性”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

練習を終え、カルロス・エステベスにふざけて帽子をかぶせる大谷翔平

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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右肘の手術を終え、今季終了後にFAを迎えるエンゼルスの大谷翔平。エンゼルスでともに時間を過ごしたチームメイトたちとの心温まる関係性を、現地で取材を続ける斎藤庸裕氏が解説する。《全2回の後編/「大谷と元同僚たちの愛されすぎな日常」編に続く》

 エンゼルス大谷翔平投手(29)は6年間で、さまざまなチームメートと交流を深めた。試合の合間にベンチでイタズラする姿や、勝利後のハイタッチでナインを出迎える時のじゃれ合いは、ファンの間で度々話題になった。目立ってはいなかったが、メジャー5年目の右腕グリフィン・キャニング投手(27)とも仲良さそうに交流し、クラブハウスでは近い距離で何やらささやいて大笑いすることもあった。

 どちらかといえば物腰の柔らかい、優しそうな雰囲気が漂う右腕は、今季7勝8敗、防御率4.32の結果を残した。勝利数、登板24試合、投球回127イニングはいずれもキャリアハイ。腰痛でシーズンを棒に振った前年を踏まえれば、劇的なカムバックとなった。9月27日にシーズン最終登板を終え、「1年半、投げていなくて、今年127回を投げられたことを誇りに思う。ここまでくるのに支えてくれた人たちに本当に感謝したい」と語った。

大谷がカタカナで書いてくれた「ニックネーム」

 登板を振り返るキャニングの背後、自身のロッカーには大谷の背番号「17」のレプリカユニホームが飾られていた。話を聞くと「ユニホームを購入して、サインをしてもらったんだ。ほとんどの同僚がもらったと思うよ」と明かした。続けて「これはなんて書いてある?」と、直筆サインの横にカタカナで書かれていた「グリフ」の文字を見せてくれた。「あなたの名前(ニックネーム)ですよ」と返答すると、うれしそうに笑っていた。

【次ページ】 キャニングの願い「もちろん、ここにいてもらいたい。ただ…」

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