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阪神・参謀が明かす岡田マジックの正体…佐藤輝明に荒療治、大山悠輔には「何も言わないから」「あの降板があったから村上頌樹の活躍が…」
text by
酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph byHideki Sugiyama
posted2023/10/19 17:01
阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導いた岡田彰布監督。“岡田マジック”の正体を投打の参謀・今岡真訪&安藤優也コーチが明かした
1番近本の勝負強さは際立っていた。得点圏打率.391はリーグトップで、昨年の・313を大きく上回る。1球待つことで作戦の幅は広がり、投手の球数が増え、四球になる可能性も高まる。攻撃の軸である近本と大山らが「待つ」ことで重圧をかけ、率先して攻撃を線として繋げた。
村上をいつ降板させるのか、ベンチで交わされていた会話
投手コーチの安藤優也はいま、独り立ちしたひとりの投手の成長を噛みしめている。
「監督の判断は、正しかったと思います。あの降板があったから、今年の村上の活躍があるんじゃないかと」
昨年は一軍昇格できず、過去に一軍2登板にとどまっていた村上頌樹の分岐点は、4月12日の巨人戦である。東京ドームで相手を寄せつけない快投を見せていた。
試合中、安藤は、ちょっと苦笑いを浮かべる岡田から話しかけられた。
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