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核心にシュートを!BACK NUMBER
鎌田大地27歳「監督たちからすごく評価されている」新境地の数値「2.3」…ラツィオでの「苦しい時期」に見る伸びしろ〈CL現地取材〉
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byMondadori Portfolio/Getty Images
posted2023/09/22 18:15
CLアトレティコ戦に先発出場した鎌田大地
「昨シーズンに比べると、(チームとしては)苦しい時期を過ごしているんじゃないですかね」
ただ――その認識の上で、こうも考えている。
「自分としてはここ5試合で、1ゴールと1アシスト。(現時点で)インサイドハーフとして数字の面では十分について来ていると思うし。自分自身、もっとパフォーマンスをよくできるだろうけど、どちらかというと、チームとして苦しんでいる状態だと思うので。まぁ、こういう試合で勝ち点を取れたのは大きいし、チームが勝っていければ、より、もっと良くなっていくんじゃないですかね」
鎌田はラツィオで輝くための「伸びしろ」を持っている
鎌田はもともと1試合で13キロ近く走ることがあるような、スタミナのある選手だ。ただ、今は走行距離以上に、ゴール前の危険なエリアへとスプリントして入っていく場面が目立っている。そして、それをチームメイトが理解し始めているということに意味がある。
すでにチームのビルドアップやチャンスメイクでは確かな存在感を発揮している鎌田が、ゴールに迫るなかでパスを受けられるようになれば……。
鎌田はさらにラツィオで輝くための大きな「伸びしろ」を持っているのだ。
では、そんな鎌田と同じ時期にベルギーのシント・トロイデンでプレーした後、ドイツのブンデスリーガに戦いの場を移し、同じように今夏に新天地へ進んだ遠藤航のヨーロッパでの戦いはどうだったのだろうか。
<「遠藤航編」につづく>