「高校球児は買えません」高野連からまさかのNG…でも「草野球では大人気」大谷翔平のニューバランス・スパイク“その後”「店頭在庫がない」

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高野連からNG…でも「草野球で大人気」

――選抜大会後の「野球用具最新コレクション」リポートでは、ニューバランスの新作スパイクが規定違反で発売休止状態になっているというニュースを発信し、ネット界隈で大変大きな話題になりました。でも、一部、曲解されたような側面がありましたけど、高野連が悪い、というわけではないんですよね。

野球専門店・ベースマン立川店のカリスマ店長、星徹弥さん。「2.0超えの野球用具視力を持つ男」の異名を持つ

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星徹弥（以下、星）　高野連というよりも、単純に、ニューバランスのチェックが甘かった。ベロ（シュータン）の部分のロゴが大き過ぎて公式戦では使えない製品となってしまったわけですが、通常は、メーカーと高野連の間で、規定通りに作られているかどうか3、4回ぐらい確認作業をするそうです。ただ、ニューバランスは外資系なので、そのあたりのことに無知だった。ニューバランスはいい勉強になったと思いますよ。

ニューバランスの高校野球対応モデル「3000」シリーズ。発売直後、ロゴのデザインの問題で、高野連からNGが出てしまった

――ただ、大谷翔平が契約した効果もあって、ニューバランスのスパイクは相変わらず人気ではあるのですか。

星　高校野球対応の商品は今はない状態ですが、草野球のものは発売されていて、在庫を探すのが大変なくらい大人気です。生産数が少ないというのもあるんでしょうけど、店頭に並んでもすぐはけてしまいます。やっぱりクッション性が違いますからね。来年、またニューバランスが高校野球用のスパイクを出してきたときは、他メーカーにとっては脅威となるでしょうね。ただ、日本のメーカーもがんばってますよ。この夏からアシックスが次世代スパイクとして、サッカーのスパイクみたいな樹脂製のポイントがついているシューズを発売したんです。はいてみたら、足の裏がものすごい楽で。

今季からニューバランスと契約した大谷翔平。スパイクもニューバランスをはいている　©Getty Images

“2640円の靴下”も売れている

――どう楽なんですか？

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