核心にシュートを!BACK NUMBER
なぜ鎌田大地は1年前「ベンフィカ行き飛行機チケット」が手元にあったのに残留した?“結婚の過程”もCLも…本音で語るライフプラン
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byHideki Sugiyama
posted2023/08/20 11:08

2022年の鎌田大地。「ベンフィカ加入」目前の中でフランクフルトに残留した経緯とは
4/4 ページ目
この記事を1ページ目から読む
昨シーズンのセリエAで2位に入り、今シーズンは優勝を狙うラツィオが新天地だ。
ただ、鎌田にとってはスタートラインに立ったに過ぎない。
「ビッグクラブへ行くだけではなくて、僕自身は、たくさんの試合に出て活躍したいんです。ビッグクラブへ行った日本人選手は過去に何人もいたけど、みんなそこから試合で活躍するまでが苦労するところだったと思うので。
ADVERTISEMENT
そこにはきっと高い壁があるんでしょうけど、そういう壁を壊したいです。そういうクラブで第一人者になれたら、それは日本代表のためにもなると思うのでね」
CLに出ることも、ビッグクラブへ行くことも、最終目標ではない。そこで活躍し、あの頂きに足をかけることが唯一無二の目標なのだ。そんな鎌田が、自身の記憶に焼き付けた初めてのCL決勝が行なわれたスタディオ・オリンピコを本拠地とするチームへ移籍する。これは、CLへの熱烈な想いが引き寄せた運命のシナリオなのかもしれない――。
ラツィオ移籍の経緯について聞くと…
そしてセリエA開幕前、あらためてインタビュー機会を設けてくれた鎌田に、ラツィオ移籍の経緯について聞くと、こんな言葉を口にした。
「メンタルが複雑骨折しているくらい、イカれてました」
<「ラツィオ移籍決定までの苦悩」編につづく>
#6
鎌田大地「“他の選手と比べて”わかってなかった」激変した27歳“日本代表観”のホンネ「律がそう。建英、薫とかも…もちろん自分もです」
#5
鎌田大地に独占直撃「ラツィオを選んで良かった瞬間は?」即答した言葉は…「1から新しい学び」戦術家サッリの“見逃しがちな秘伝”を吸収中
#4
「メンタルが複雑骨折」鎌田大地27歳ラツィオ移籍までの苦悩を激白…幻の背番号14、“グチ聞き役”の長谷部誠から「“ラツィオいいじゃん”と」
#3
なぜ鎌田大地は1年前「ベンフィカ行き飛行機チケット」が手元にあったのに残留した?“結婚の過程”もCLも…本音で語るライフプラン
#2
ラツィオ鎌田大地27歳のPK持論「結局、監督と仲間の信頼がないと…」なぜCLで“相手サポの妨害”に笑ったか「外したら批判されたでしょうけど」
#1
鎌田大地“ヤンチャ伝説”「高3で鳥栖に練習参加→腰パン叱られる」「監督何もわかってない、と言ってたら窓が…」本人が語る真相と“貫く本心”
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

