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「オオタニは移籍しない」複数メディアが報じたのに…“大谷翔平のトレード騒動”はなぜ米国で過熱した? 記者のホンネ解説「経済効果は想像以上」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2023/07/27 18:51

「オオタニは移籍しない」複数メディアが報じたのに…“大谷翔平のトレード騒動”はなぜ米国で過熱した? 記者のホンネ解説「経済効果は想像以上」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ベンチでチームメイトと談笑する大谷翔平。今夏のトレード騒動の内情を現地記者が解説する

エンゼルスが見せた“誠意”? 早速投手陣を補強

 エンゼルスの最終目標はシーズン後の再契約だ。そのためには球団として、『誠意』を見せ続けることが、最善かつ最大の彼らの努力だ。賛否両論はいろいろあると感じるが、エンゼルスが見せた『姿勢』は評価していいと感じる。

 そしてエンゼルスは即刻動いた。傘下2Aの23歳左腕と20歳の捕手をホワイトソックスへと差し出し、メジャー通算59勝の先発右腕ルーカス・ジオリト(29)と今季4セーブをあげ38勝の実績を持つ救援右腕レイナルド・ロペス(29)を獲得した。

 6月末、ホワイトソックスがエンゼルスタジアムを訪れた際、ペリー・ミナシアンGMが1時間以上に渡りホワイトソックスの編成最高責任者ケン・ウイリアムズ上級副社長と額を突き合わせ話し合っていたことを今、思い起こす。14年以来、9年ぶりのポストシーズン進出の悲願はなるか。熱い戦いが始まる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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