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大谷翔平に会うためアメリカまで行った話「えっ、ビール1杯2500円…?」「現金ほぼ使わない」超物価高にビックリ…私の“メジャー初観戦”記 

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posted2023/07/21 11:03

大谷翔平に会うためアメリカまで行った話「えっ、ビール1杯2500円…?」「現金ほぼ使わない」超物価高にビックリ…私の“メジャー初観戦”記<Number Web> photograph by Yuko

アメリカへ現地で見た本物の「トラウタニ」に感動

 エンタメの本場アメリカだけあって、球場の「お祭り」演出はさすがだった。レディー・ガガやクイーンの楽曲、日本語のシティポップ、打撃チャンスになると『アダムス・ファミリー』の「でれれれっ」というオルガンサウンドが鳴り響き、始終にぎやか。そして7回にはMLB名物の「Take me out to the ball game」の合唱が始まった。

 そんなこんなで圧倒的な負け試合なのにノリノリの気分で試合を観終え、その晩はぐっすり寝た。良い1日だった。翌7月4日は、大谷の登板日だった。見たい、見たい。だが旅仲間の熱望によりヨセミテ国立公園に行く予定になっていたので、泣く泣くサンディエゴを後にした。

リュック不可、コインロッカーもなし

 これから観戦にいく人に参考になればと、すこし旅行の備忘録を書いておく。

 まずスタジアム入場時の注意点。MLBの球場では、日本よりもセキュリティが厳しく、基本的にリュックやトートバッグ類は持ち込めない。持ち込めるのは透明のクリアバッグかウエストポーチ程度の入れ物のみ。私は現地で初めてそのことに気づいたため、あたふたしてしまった。もちろん、日本の駅や球場にあるようなコインロッカーはない。チームショップに持ち込み可能なクリアバッグが売っているので、お土産に買うとちょうどいいかもしれない。

 気候について。7月のカリフォルニアが寒いわけがないとタカをくくっていたが、夜は予想以上に涼しい。旅行案内書によく書かれている「夜は冷えるので上着を持って行った方がいい」という常套句を私はおおかたパスする方だが(結局それで大丈夫だった)、サンディエゴもロサンゼルスも空気が乾燥して日陰は涼しく、夜の球場は冷たい風を感じるほど。私はお土産に買ったパーカーを自分用に開封してしまった。ナイターを観るなら、フリースなど持って行くことをお勧めする。その一方で、日中の日差しはとても強い。デイゲームを観るなら日陰になる席を選ぶべきかな、と感じた。

【次ページ】 えっ、ビール1杯2500円…?

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