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大谷翔平が「15歳差の師匠」と過ごした特別な時間…“オオタニさんの新人時代”を支えた大打者プホルスの感激「よくバットを振ってる。脱帽するね」
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byAFLO
posted2023/07/03 17:03
エンゼルスでともにプレーした大谷翔平とアルバート・プホルス
プホルスは2戦目で本塁打を放ち、シリーズ3戦で11打数4安打の打率3割6分4厘。古巣ファンの期待に応えるパフォーマンスを見せた。
大谷はメジャー1年目のキャンプ直前にプホルスと合同練習を行うなど、新人の頃から背中を追い、見て、学んできた。かつて「僕が見ている中でもいろいろ試しながら、あれだけやってきても、よりいいものを探す、そういう姿勢は素晴らしいなと。毎日毎日、打っている量も多い。そういった点でも素晴らしいと思います」と語った。
プホルスも大谷を絶賛していた「よくバットを振っているよ」
学ぶことは、技術面もしかり。1年目の開幕直前、右足を上げてタイミングをとるフォームから、かかとを上げ下げする動作に変更した。
「ヒール(かかと)ダウンをやろうかなと思ったのも、プホルス選手を見て決めたので、そういう意味でもすごく影響を受けてますし、練習の仕方もそうですけど、あそこまで長くやるというのは何か秘密があると思うので、それを間近で見られたのは、すごくいい経験というか、光栄なことだったなと思います」
一方のプホルスもかつて、大谷を見て「よくバットを振っているよ」と感心していたことがある。さらに、二刀流でのプレーにも「彼ほどのレベルの二刀流は簡単なことではない。脱帽するね」と語っていた。互いに、野球へ取り組む姿勢をリスペクトしてきた。ともに戦った日々は、2人にとってかけがえのない時間だったに違いない。
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