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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平が着替え中にお尻を叩かれ「痛っー!」 メジャー初日のオオタニさんを歓迎した“アニキのイタズラ”…元同僚が語る愛「彼の幸運を祈ってる」
posted2023/07/01 11:02
text by
福島良一Fukushima Yoshikazu
photograph by
Getty Images
今季ここまで打者として29本塁打を放ち、投手として7勝を挙げるなど好調を続ける大谷翔平。超人的なプレーと同時に話題を集めているのが、メジャーリーガーたちとの仲睦まじい交流だ。
大谷の“人間関係”を解き明かす、福島良一著『もっと知りたい! 大谷翔平:SHO-TIME観戦ガイド』(小学館新書)から、「第2章 このライバルとの対戦を見逃すな!」より一部を抜粋して紹介します。(全2回の前編/#1からつづく)
大谷さんへの“フレンドリーすぎる”ボディタッチ
ここまで、大谷さんの投手や打者としてのライバルを紹介してきましたが、最後にライバル番外編として大谷さんと関わりの深い2選手を取り上げたいと思います。
まずは、現役選手では唯一の3冠王、タイガースのミゲル・カブレラです。40歳のベテランは2023年シーズンで現役を引退する意向を示していますが、これまで大谷さんとは、思わず笑ってしまうような絡みが何度かありました。
2021年の6月中旬、エンゼルスタジアムでのタイガース戦、大谷さんが四球で出塁した時のことです。一塁手カブレラが待ち構えていたかのように近寄っていきました。そして、股間をタッチ。思わず腰を引いて、笑顔の大谷さん。なんだか仲睦まじい雰囲気は周囲を和ませました。
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「けっこう話しかけてくれたり、フレンドリーな感じで接してくれる選手なので、はい。そんな感じでした」と少し苦笑いの大谷さんでしたが、どこかうれしそうでした。
熱弁した「彼は3冠王も、サイ・ヤング賞もとれる」
ベネズエラ出身のカブレラは2012年、29歳のシーズンで45年ぶりとなる打撃3冠王(打率、ホームラン数、打点でトップ)を達成。翌年まで2年連続でMVPを獲得したレジェンド打者です。そして、彼が大谷さんのプレーを目の当たりにしたのは2018年の5月末。自身は故障でリハビリ中でしたが、二刀流で挑戦する大谷さんの可能性を熱く語っていました。
「彼は3冠王も、サイ・ヤング賞もとれる。大事なのは質問することを恐れないことだね。話すことを怖がらないこと。そこから、いろいろなことを学べるはずだ」
当時、大谷さんは登板日の前後1日は欠場していました。それを承知の上で、カブレラ選手は提言しました。
「打てるんだから、もっと試合に出ることだ。ピッチングをしている日に、打つことだってできる」