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ソールオリエンスは“取材中も”くつろいでいた…記者が目撃した、ダービー1番人気の「名馬の風格」 武豊“絶賛”のファントムシーフも侮れない
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKeiji Ishikawa
posted2023/05/27 17:01
取材中、カメラを向けても“名馬ならではのくつろぎ”を見せたソールオリエンス。大物の雰囲気が漂っていた
ルメールのスキルヴィング、2頭のドゥラメンテ産駒も
クリストフ・ルメールのスキルヴィング(牡、父キタサンブラック、美浦・木村哲也厩舎)は、史上初となる青葉賞からのダービー制覇を狙う。UAEダービーからという異例のローテーションで臨むドゥラエレーデと、一昨年のシャフリヤールと同じく毎日杯を勝ってここに来たシーズンリッチという2頭のドゥラメンテ産駒による父仔制覇の可能性もある。
出走馬18頭のうち関東馬が10頭になった。長らく吹きつづけた関西馬旋風のため、ダービーで関東馬の出走頭数が過半数になるのは1989年以来34年ぶりのことだ。
今年は第90回の記念行事の一環として、優勝馬の関係者が馬車に乗ってスタンド前を凱旋するという。
時代が変わろうとしている。
新時代の幕開けを告げる「競馬の祭典」で頂点に立つのはどの馬か。
「一強」の圧勝になったとしても、伏兵の逆転になったとしても、競馬史に残る一戦になることは間違いない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。