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敵将も夢中にさせた女性版カリー、クラークが大切にするレガシー。

posted2023/04/20 09:00

 
敵将も夢中にさせた女性版カリー、クラークが大切にするレガシー。<Number Web> photograph by Getty Images

'21年のU19女子W杯ではチームを優勝に導き、MVPも受賞したアイオワ大のエース。いずれはWNBAで活躍も?

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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 アメリカのスポーツ界で3月といえばマーチマッドネス。全米大学優勝チームを決めるNCAAトーナメントに多くの人が夢中になり、一喜一憂する時期だ。男女のトーナメントが同時並行で行われるなかで、今年、一大旋風を起こしたのは、将来のNBAスター候補の男子選手ではなく、アイオワ大の女子選手、ケイトリン・クラークだった。

 女子バスケ界では以前から名前を知られた存在だったが、NCAAトーナメントで決勝まで勝ち進んだことで人気急上昇。ふだんは女子バスケを見ない人たちをも魅了した。

 何しろ子供から大人まで、バスケ素人から専門家まで、誰が見ても、一目でそのすごさがわかる。彼女のことを「ポニーテール姿のステフィン・カリー」と表現した人がいたが、楽しそうにプレーし、遠い距離からでも楽々とシュートを決める姿は、確かにゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースターと重なる。今大会6試合で決めた3Pシュートの総数は32本。女子のNCAAトーナメント史上最多記録を更新した。

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